2月6日
- 夫は93年に脳内出血で倒れ、左半身の自由が利かなくなった。身体障害は5級だが、福祉上の恩恵はほとんどない。仮設内は砂利道で歩きにくいが、それでも足を引きずりながらリハビリの為の散歩をしている。公営は通院を考え駅の近くを申し込むが当たらず、個別斡旋は高齢者優先で主人の障害を全く考慮してくれない。私達は何もぜいたくを言っている訳ではない。行政はもっときめ細かい対応をして欲しい。1日いや半日、1時間でも早くここを出たい。(66歳、2人暮らし、担当:泉、清田、矢萩)
- 元住んでいた場所は区画整理の対象となり、土地を売るよう勧められたが拒否した。いまだ土地のローンが残っており、支払いを続けている。長田のあちこちに小規模の受け皿住宅が建ち、空き部屋があるので入居を希望したら拒否された(受け皿住宅は公募されない)。公募の公営で申し込み対象とならない空き部屋があり、聞いてみたら「緊急時の為に空きにしてます」との答え。入居したい人がいるのに、そんな空き部屋を作るのはおかしい。同じ行き先未定の方と「最後まで残るんだから…あきらめたらいかんよ」と互いに励まし合っている。(40代、4人暮らし、担当:泉、清田、矢萩)
- 娘の『骨壺』を持っているが、そろそろ納めんと落ちつかん。どこへ持っていったらええやろか?。3月転居予定。〈「耳は遠いが、口は達者」と言われお元気でした。71歳の息子さんは“ふれあいセンター”でのカラオケがなくなったのが相当残念なように、7曲続けて歌われた。〉(91歳、3人暮らし、担当:中来田、毛利、赤西)
- 年収オーバーで「住居は自分で探せ」と市に言われたが、会社も仕事が減っており危ない状態。転居予定のメドが立たない。空き予定の募集は、入居出来るのが1年ぐらい先らしい。(49歳男性、一人暮らし、担当:松本、長船、植木)
- 3月公営へ転居予定だが、もう荷物はまとめてある。移転先は4部屋もあってもったいない。誰か学生さんに貸してあげようかな…。〈数字の大きいカレンダーをお渡ししたら「あーっ!ありがとう」と大変喜んで下さった〉。(77歳女性、一人暮らし、担当:下山、田中、南口)
- 区画整理の為、自分の土地に家を建てる事が出来ないのに、税金だけは取られる。税金を払うのに田舎の土地を売った。こんな状態で、仮換地指定通知書が一方的に送られてきた〈市に対して怒っておられた〉。(?歳、2人暮らし、担当:池内、武内、立花)
- 台風が来ても、まさか地震が来るとは思いもしなかった。今ある土地(ガレージとして貸している)に家を建てられないのは、またもし地震があったら…と思うから。今回斡旋でポーアイを勧められ、それでいいとうなずいた。まだ返事が来ない。毎日心待ちにポストをのぞいているのだが…。(74歳、2人暮らし、担当:亀井、泉、青谷)
- パーキンソン病で足が悪い。自律神経失調症。医者と相性が悪いらしく、薬も効かない。頼りにしている人が立て続けに亡くなり、淋しく夜眠れない事もある。仕事をしたいが医者に止められており、月8万3千円じゃ暮らせない。3月転居予定。〈将来に対して悲観的で「死にたい」と言われていた。でも訪問をとても喜んで下さった〉。(54歳女性、一人暮らし、担当:武内、池内、立花)
- 60歳以下なので「公営は斡旋しませんよ」と言われた。住宅さえ決まればしっかりと働き口を定められるのに。5万円程の家賃で、2DKの広さがあれば良いですのですが…。(44歳男性、一人暮らし、担当:西、赤松、福本)
5月転居予定。腰が悪く家の中でも杖を突いて歩いているが、他は元気。デイサービス(週1回車で迎えに来てくれ、食事・入浴などのサービスがある)を利用している。現在は親しかった人もほとんどいなくなり、近所付き合いは全くない。税金免除の証明書を持っているが、確定申告の書類が届いた。どういう事だろう。〈書類を読むと国民保険に加入されているので、参考資料の為提出して欲しいという内容でした。その事をお伝えすると、病院へ行った時役所の出張所で聞いてみるとの事。過去の訪問の事をよく覚えてらして、今回もチラシを見て待っていて下さった。手作りの小物をいろいろ下さり、訪問を喜んで下さった〉。(76歳女性、一人暮らし、担当:小川、土屋、遠山)
- 神戸から京都(亀岡)へ引っ越しを予定している。しかし引っ越すのに20万位かかる〈引っ越しボランティアの資料を渡す〉。本当は以前住んでいた地区に戻りたいが適当な物件がない。震災以降、神戸の敷金・礼金が高いと思う(関西は権利金がなく、借家を出る時は自動的に敷金の半分しか戻ってこない)。(30歳、2人暮らし、担当:西、赤松、福本)
- 以前住んでいた地区に親戚・友人が多いので、どうしても帰りたい。過去6回落選。昨日役所から2人来て「以前住んでいた地区の県住はどうか」と言い、車で連れて行ってくれた(外観のみ)。そこに行こうと思う。ほんのわずかな年金と貯金で暮らしている。切り詰めて切り詰めて何とかやってきたが、引っ越したら家賃8,000円と共益費6,000円…と大分かかるようなので、市のお世話になろうかと思う。仮設では兄弟のように仲良く生きてきた。今でも転居した人が電話をくれたりする。(79歳女性、一人暮らし、担当:小川、土屋、遠山)
2月13日
- やっとパートの仕事が決まって去年10月頃から行っています。今日は丁度2時から研修で出掛けますので、逢えないのが残念ですがご苦労様。一つお願いがあります。3月初め頃引っ越し予定ですが、足腰を痛めており重い物が持てないので、引っ越しをお願いする事が出来ましたら助かります。日時が決まり次第連絡しますが、引っ越しの事を詳しく教えてもらいたいです。←電話にて説明する予定。(57歳、2人暮らし、本人自筆)
- 人間は好きだが、一人でも淋しさを感じない。時には猫との会話も楽しい。この仮設でも、一人暮らしの方がかなり亡くなった。私も日によって血圧が高い時もあるが、体調はそんなに悪くない。今のところ病気(風邪引きは特に注意している)が怖い。公営に当選したが、カギ渡しはまだだ(3月転居予定)。風呂釜を個人で設置しなければならないので、業者を探して欲しい。←調べて連絡する。(78歳女性、一人暮らし、担当:福本、池田、青田、清水)
- 近所に一人暮らしの方がいたので、もう少し早く来て欲しかった。菅原市場の回りは仮換地(区画整理)がまだ終わっていないので、家が建てられない。また家主がいるので勝手に出来ない…。市は「市住に住め」と言っているが、申し込んでない。区画整理が終わるのを待っている。とにかく戻りたい。50代が一番苦しい。支援の隙間(住宅優遇や地域振興券がもらえない)だ。(64歳、2人暮らし、担当:矢野、田中、白倉)
- 長田がもっと復興してくれたら…あそこは話がややこしいから遅い。空き地とか利用して、早く復興住宅を作って欲しい。いい設備はいらない。普通でいいのに。ほんと帰りたい…ストレスが溜まる。地下鉄や空港より住宅を!。浜手の町に活気が戻るように。6月須磨区に転居予定。(65歳、2人暮らし、担当:矢野、田中、白倉)
- 〈娘さんがおられお話を伺う〉家が潰れ、その下敷きになった。助け出され、その時初めて外の様子を見たが、悪い夢を見ているようで思わず「うそー」と叫んでしまった。足を挟まれたりで脱出出来ず、生きたまま焼かれた人もたくさんいた。「もう逃げろ」と言って…。なくした物は買えるが、人はそうはいかない。命が助かっただけでも良かった。1月17日が近づくと辛い。忘れる訳にはいかない。「仮設にいる」と言えないが、もうすぐ元いた地区に戻れる(4月)ので嬉しい。(30代、3人暮らし、担当:矢野、田中、白倉)
- 足に動脈瘤や血栓が出来るので、歩くのが辛い。腹部にも動脈瘤が出来ている。タバコは止められない(1日1箱)。肉は好きだったが止めた。甘い物が好きで、食事は作る事がない(出来合いを買う)。医者から、このままだと足を太股から切断する羽目になると言われた。〈動脈の音を聞いたが、悪い方はかすかな血流音だった。納豆や青魚を食べる等、食事に気を付けた方がよろしいですよとアドバイスをした。また新居へ移転後お知らせ下されば、週ボラがお訪ねしますよと伝えた。4人で写真を撮る〉。3月市街地へ転居予定。(69歳男性、一人暮らし、担当:田中、村松、白岩)
- 市の斡旋により、3月移転予定(2階)。どういう所か、行った事がないので不安。娘が采配しているから、わしは全然分からない。寒さがよう応える。下半身がなかなか言う事きかない。早く変わりたい。ただそれだけや。(89歳男性、一人暮らし、担当:清水、池田、長船)
- 新居が決まり、5月転居予定。〈との事で表情がとても生き生きしておられた。仮設での生活はとても良い経験だと言われた事から、とても前向きで強い人だなと思った。ご主人は脳出血の後遺症で血圧・顔面のしびれに悩まされていたようですが、だいぶ元気になられ、現在もリハビリ中との事〉。(68歳、2人暮らし、担当:南口、辻野、渡辺)
- 震災で両親を失い、兄と2人暮らし。兄は印刷業で、朝5時には家を出る。私は呼吸器が悪く、体調も悪い。寒い日は特に悪くなるので困っている。住宅は兄に任せているので、よく分からない。たぶん兄の勤務地の都合で申し込んでいると思うが…転居先未定。(44歳、2人暮らし、担当:土屋、小田、矢萩)
- 仮設に住んでいるといろんな人がいる。春(3月)になれば暖かくなるので、だいぶ楽になると思う。ぬくもりが、少しは落ち着きを取り戻してくれるだろう。移転先(6月)は街の方だが、今と生活はそんなに変わらないと思う。しかし気分的に明るい。お金があれば何でも出来る。(?歳、2人暮らし、担当:赤西、浮田、小山)
- 公営は市街地でなく郊外に決まったが、その方がいい。空気もいい所だろうし、もう以前住んでいた所には戻りたくない。ようここで4年近くも耐えたわ。ボランティアの方々には、いろいろとお世話になりました。(60代、2人暮らし、担当:赤西、浮田、小山)
- なかなか見つからなかった仕事が決まり、ホッとしている。アルバイトだが、昨年夏から働き始めた(西神中央)。いろんな免許を持っており、特に重機の仕事があればお金もいいのだが…今はフォークリフトの仕事をしている。震災以来、糖尿病で薬を飲んでいるが、アルバイトなので社会保険もなく国保の3割負担となる。病気の事は勤め先に言っていない…。給料も安いが文句言えない。クビになると困るし…。とにかく仕事があって良かった。これで引っ越しても家賃が払える。公営は市街地に当たっているが、入居日が未定。今働いている所は車ですぐだが、引っ越したらだいぶ遠くなる。いろいろ心配してくれてありがとう。〈車より電車で通勤した方が楽な事や、出勤日数によって回数券や定期券を利用すると安い事をお伝えした〉。(46歳男性、一人暮らし、担当:長船、堀、小田)
- この年なので仕事がなく、1年程前から生活保護を受けている。仕事(土木)さえあれば…働く気はあるんやけど。今まで病気をした事がない。住宅は県営に決まっていて、2月22日にカギをもらう予定。食事はパックの総菜や弁当を買ってきて食べており、煮炊きは一切してない。ここや長田の知り合いもおるけど、新しい所でも友達を作るつもり。(65歳男性、一人暮らし、担当:長船、堀、小田)
- 前回訪問‥95年に離婚。罹災証明は前夫が持っている。自分はないので相談に乗って欲しい。
罹災証明の再発行は持っているが自立支援金を申し込んだところ、駄目だったとの事。自立支援金の書類を渡し、申し込みには新住所の住民票コピーが必要で転居後でないと申し込めない事と、戸籍抄本(離婚された為、罹災証明と住民票の名字が異なるので)が必要である事を伝えた。(65歳女性、一人暮らし、担当:西、土屋、矢萩、若菜)
- 前回訪問‥自立支援金の前貸しをしたいと問い合わせたところ(一時待機制度の民間アパートに引っ越す為)、市から対象外と言われた。
前回訪問の際勧められたように、とりあえず申し込もうと区役所の窓口で聞いてみたら「あなたは生活保護を受けているので、前貸し支給は出来ない」と言われた。転宅費用として72,000円支給されるとの事で、そちらを申請した。でも…72,000円ではとても足りない。〈次善策として、転宅貸付の申請を勧め、窓口をお教えした。2月15日に申請してみますとの事〉。(69歳男性、一人暮らし、担当:西、土屋、矢萩)
2月20日
- 今のところ、健康にも恵まれ精神もしっかりしているつもりです。何かありましたら、よろしくお願いします。須磨区へ転居予定。(70歳女性、一人暮らし、本人自筆)
- 8月公営へ入居予定。一時待機制度の斡旋に今一番腹が立っている。担当の人が車で来て、兵庫区のマンションを見に行った。交通の便は確かに良かったが、中に入ってみると畳はボロボロ床は腐っていた。そのまま事務所に行くと相談もせず、勝手に書類に名前を書いて手続きを進めていた。どうにも納得できないので翌日断りに行ったら、渋々取り消してくれた。だがその翌日にはまた来て「せっかくここまでやったのに」「行ってくれないのか」と頼み倒しだった。しかし脱腸の手術をして以来階段がしんどいので、1階でないと困る。また一時入居しても2ヶ月間の事なのに敷金20万円出さなければならないし、斡旋を受けた部屋は埃が多いので窓も開けられず絶対エアコンを取り付けなければならない(そんな費用を市は見てくれない)。仮設にいた方がまだましだ。だからうちは最後の1軒になるだろう。(70歳、2人暮らし、担当:白岩、亀井)
- 公営へ9月転居予定だが…建設中に古墳が発見され、工事が遅れている。一時待機制度で市が斡旋するところへ行くことになるだろう。何回も引っ越すのは嫌だけど、仕方がない。血圧が高く、調子が悪い。(65歳女性、一人暮らし、担当:清重、谷川、矢野)
- まもなく仮設で4年になるが、初めの1年間は夢中であった。2人で話し合って我慢したおかげで、3月には希望の公営へ移転でき幸せである。しかし震災は、人生が変わるくらい苦しい人もいる。11月から無職になったが…転居先で仕事にありつけるかも。(59歳、2人暮らし、担当:小波本、シュミット、赤西)
- リンパ腫の為、神戸医大に通院している。1月23日から高熱が出て困っていたら、保健婦さんに“クリニック希望”を紹介してもらった。先生が「何かあれば医大まで運ぶから…」と言って下さり、安心したら病気もすぐに良くなった。気持ちの問題と感じた(他の病院では薬も効かず不安だった)。5月に転居予定。〈訪問を待っていたかのように「寒いから裏で話をしよう」と言われた。訪問に行った私達に暖かい言葉をかけて頂き、元気をもらった訪問でした〉。(62歳女性、一人暮らし、担当:清重、長船、谷川)
- 在宅されていたが、訪問を拒絶された。家の外にはビールの空き缶等が散らばっており、生活情況が心配。(26歳男性、一人暮らし、担当:土屋(淳)・(建)、藤村)
- 「公営は北区・西区・垂水区以外はない」と市の人に言われたが、選びようがない。こっちは震災後2年目で失業し、どんどん条件が悪くなっているのに…今度は「ここへ入れ」と強制的に言ってくるんやろ。公営が決まっても入居がまだ先の場合、民間へどんどん引っ越しさせとるようだ。強制的にでも仮設をゼロにしたいやな。空港作ったら、ガードマンやとび職の需要が出るから作って欲しい。(40代男性、一人暮らし、担当:長船、大村)
- 夫と私は95年1月15日に結婚式を挙げました。17日に婚姻届を役所へ出しに行くつもりが…結局入籍できたのは12月でした。母は癌で付き添い介護が必要な為、結婚後は3人で暮らせるよう、母と私が住んでいた家を建て直しました。費用は夫の名義で銀行から借りましたが、夫は一度も暮らせないまま、全壊となりました(会社の独身寮‥大阪にいた)。そのうえ母と私は病気やケガをしていたので、新婚生活にと揃えた家財道具を何一つ持ち出すことができませんでした。私達(旧姓のまま)は罹災証明をもらい5月に当選した仮設住宅に入居しましたが、夫は会社が遠くて通えないのでそのまま会社の寮に残る事になりました。家のローンは月々15万円(定年まで)。災害援護資金(家財道具が何もなかったので、それで急場をしのいだ)も、母が亡くなり私達が引き継ぐことになりました。その返済が月々5万円。母の多額の治療費で貯金もなくなり、更に主人の会社から借金をしました。そちらの返済が月2万5千円くらいあります。市役所に相談に行っても「家のローンはそちらで何とかして下さい」と言うだけ。市営住宅に申し込みたくても年収オーバーでできません。夫も私も天涯孤独で、民間アパートを借りる際保証人になってくれる身内がいません。特例を認めて欲しいと訴えたところ被災者用公団住宅の申し込みをさせてもらえたが、今だ一向に当たりません。仕方なく4月からテント生活をする決心をしたのですが、それも嫌な顔をされました。毎日のように「仮設から出ろ」と言われ、ストレスが溜まって気が狂いそうです。私達は真面目に働き、質素に生きて参りました。それなのにどうして、こんな目に遭わなければならないのでしょう。破産宣告もさせてもらえません。仮に公団住宅が当たったところで、敷金の支払いも今の状態では無理です。支援金ももらえません。せめて空気のローンを抱えている者に市営住宅を申し込む権利を与えて欲しい!。ローンを省いての年収で考えて欲しい!。それが無理なら、せめて仮設住宅に住んでいる人を優先に公団住宅を当てて頂けないものでしょうか。私達には時間がないのですから。(30代、2人暮らし、担当:白岩)
2月27日
- 名谷(公営)へ3月転居予定だが、未だ入居について説明がなんにもない。ここは2軒しか残っておらず、昼は人通りがあるから居られるけど、夜は怖くて眠れないので親戚の家に行っている。早よ移転するのが願いです。いつでも行ける準備はしている。(80歳女性、一人暮らし、担当:藤田、土屋、長船)
- 公営が決まらないのが苦痛の種。近い将来病に伏せた場合、3人の娘が通いで面倒を見れるよう西神を希望している。しかし区の方はそれを“固執”ととらえ、“空き”の部屋があるらしいのに融通してくれない。又西神方面に入居できるなら、2〜3年程遠い所に住んで待ちたいが、「それは保証できない」と言われ困っている。〈今はもうそのやり取りに疲れ、居直っている心境と語ったおられた。「何か良い知恵はないものだろうか」との事〉。(85歳女性、一人暮らし、担当:西、小林(弘)、坂本(佳))
- 公営は名谷に当選した(5月転居予定)。便利が良い公営は当たらず、リストラ(震災で失業した)・震災・病気(足の障害・血糖値が高い)でがたがた。薬を6種類飲んでいる。夜も全然眠れない。公営では扉を閉めたまま出てこない人が多いらしく、移転してからの近所付き合いに不安を感じる。(58歳、2人暮らし、担当:土屋、長船、藤田)
- 公営へ当選したが、電話で取り消しを一方的に言ってきた。〈市会議員や弁護士に相談してみるよう勧めたが、「いや、もうあきあきしている。頼りにしたくない」と言われた〉。(68歳女性、一人暮らし、担当:西、坂本(佳))
- 仮設は寒いし、寂しくなったので弟の家へよく行く。震災前まで清掃の仕事をしていたが、社屋が全壊したのを機に解雇された。この年では雇ってくれるところもあらへんし…。収入は年金だけ(月7万円)。かつかつの生活や。公営へ4月転居予定。←再度訪問したが留守の為、生活保護の資料をポストに入れた。(70歳女性、一人暮らし、担当:下谷、脇、矢萩)
- 1月の個別斡旋で、夫の勤務地に近い区を希望したが空きがなく、とりあえず一時的に垂水区の公営へ入居することにした(4月転居予定)。2年程置いてもらえると思う。足が悪いので2階にしてもらった(エレベータ付)。夫は震災以降、気が短くなった。私はストレスが溜まると夫の茶碗を壊したりして…うさ晴らしをする。くよくよしても始まらない。前向きに生きてます。(59歳、2人暮らし、担当:祝、脇、矢萩)
- 息子(震災後別世帯)が知人から「自立支援金を受給できるのでは?」と言われた。もらえないと思っていたのだが…どうなのか?〈罹災証明があるので、年収(346万)をオーバーしていなければ大丈夫だが、念の為ご本人が自立支援金の担当係に問い合わせるようお勧めした〉。今までに背中の手術を3回(障害4級)しており、月1回通院中。冬場はインフルエンザが怖い。体内に菌が入ると大変なので…。公営へ6月転居予定。〈息子さんが、色々面倒を見ておられるよう。〉。(56歳男性、一人暮らし、担当:脇、矢萩)
- 足が悪く座れない。また内臓も悪く通院中。娘の近所の公営(空き家募集・3月転居予定)に当たり良かった。2階だが何とか手すりを使って行けそうだ。新しい家に、風呂の手すり等…体の不自由な人向けの対策が欲しい。←次回資料を渡す予定。(70歳女性、一人暮らし、担当:小波本、近藤、井上)
- 子供が市街地の公営住宅を見つけてくれたので、そちらに移る予定。この周囲は、とにかく何でも不便。買い物もできない。〈戸を叩くと驚かれていた。強く叩いたら恐怖感を感じ、ボランティアでも追い返す事があると言われた〉。(?歳女性、一人暮らし、担当:福本、小川)
- この仮設は3月末までの契約になっています。私達が新しい住宅(公営)へ入居する予定は5月以降という事ですが、2〜3ヶ月間の延長手続きはどうすればよいのでしょうか?。周囲の人達も減ってしまい、ふれあいがなくなりほとんどお話しする機会もありません。でも、私共夫婦は健康で居ります。心配する事はありません。老人の方達の安否を気遣ってあげて下さい(一人暮らしの方)。いつもボランティアのご支援に感謝しております。(69歳、2人暮らし、本人自筆)
夫が好きで犬1匹、猫1匹ずつ飼っている。動物を公営に連れて行った人もいるが、やっぱり苦情があったそうだ。置いていかないといけないかもしれない…。(担当:福本、小川)
- 6月に名谷へ移転予定。家賃がいくらか分からないので不安です。仕事をしたいが職がない(2人とも)。糖尿病であまり丈夫でないが働きたい。2人なので今のところ何とかやっています。←再訪問をし、生活状況の確認と雇用の資料をお渡しする予定。(67歳、2人暮らし、担当:小波本、近藤)
- 昨年12月に市営住宅に当たったが、年収が500万円を超えているという事でハズされてしまい、行く先がなくなってしまった。3月までに民間に移れと言われても…。民間に移れるくらいなら、仮設には来なかった(子供は持病がある)。4年間仮設で過ごして、こんな結果になるなんて。昨年1月までに当たった人は、年収700万まで入れたというのに不公平だ。こんな非人道的な話があるか?。何とか対処できないか?〈後日電話で無料の法律相談をされている方を紹介し、また広くこの事を知ってもらうようアドバイスした〉。(52歳、3人暮らし、担当:近藤、小波本)