お話伺いメモ 2004/7/10
60代女性。どうぞどうぞと片付いた涼しい奥の部屋で90分のお話し。被災と共に被爆の話しを伺い驚く。昨年死別された夫と、残されたワンチャンと、多彩で筋の通った人生観に感銘の1日であった。
50代女性。相談が出来る若い年齢の人がいない。前に住んでいた「しょう油かして」がここには無い。落ちこんでいる時、必要な時に来てくれるボランティアが欲しい。
60代男性。病気で失業中。初めは無口だったが、話し進むにつれご自分で思い出話を80分。ものすごく、話したかったみたい、と参加者からのあたたかい感想も。
お話伺いメモ 2004/7/24
70代男性、一人暮らし。灘区で被災。北区の仮設からここへ。仮設はカゴの鳥のようだったが一階だけだったからふれあいが多かった。自分は透析、母は老人ホームの生活。引越しが無料だったのは助かった。行政やボランティアに感謝している。
70代女性、一人暮らし。短歌で被災体験をお伺いした。
「叫ぶ声かれ果てかわき、暗闇のポケットの中のあのあめ一つ」
「送られし震災の本なまなまし、濃く朱線引く夫(つま)の名前に」
「暗闇のあの十時間死と生と、夫(つま)とわたしと並びてねたり」
「あの寒き、被災せし日の思いいま、肥満体の夫、小つぼに入りて」