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お話伺いメモ 2004/8/14

60代女性、一人暮らし。開口一番「ここは、嫌!ノイローゼになりそう。」気性の荒い住民とのご感想や、強制的な寄付や募金お悩みなど。昨年より持病の腰痛をこじらせた、悲惨な一人暮らしのご様子を聞く。でも、ここに住まなくちゃね・・、と約一時間のお話し伺い。

60代男性。ボランティアには悪いことするヤツラが居る。口で言う事は100%ウソで、金儲けが目的や。気をツケや! と、ドア半開きで、かなり警戒のご様子。

70代ご夫妻。仕事につくためにトラックの中で生活をしていたため、仮設住宅に入居できてお風呂も自由に入り、食事も自由に、お茶を入れご飯を炊いて食べた時は、心の底からホッとした幸福感を味わいました。今でもあの時のことを忘れません。

お話伺いメモ 2004/8/28

50代後半女性、一人暮らし。中央区でマンション全壊。入院中の為人体被害はなかったが病院は怪我人が押しかけムチャクチャだった。震災後6年で病気や交通事故に出合い、仮設住まいの両親をガンで失ったのが大きかった。今もボランティアをしている。震災10年「人間の心」を忘れてはならない。「心の栄養」も大切な課題、と2時間近いお話を伺う。

50代男性、一人住まい。中央区でアパートが全壊、1階にいた人が亡くなった。西区の仮設に居たがこちらに帰って来たかった。3回目にここがあたり、近くに兄弟や友達が居る。酒は飲まない、飲んでいる人は生活が乱れて大変。隣りの棟で死んでからだいぶたって発見された人が居る。孤独死は多いらしい。

50代男性、一人暮し。「僕達のために、本当にありがとうございます。新しく見つけた職場で、年金を払い終えるまで頑張れるよう、今はそれだけです。」と自筆の支援シート。

70代女性、一人暮し。長田で被災。家の2階が1階になっていた。火事が発生し家の前まで燃えた。区役所の川の西、全てやられた。昨年まで民間住宅に居り、去年はじめてここに来た。毎日病院へ通い、毎日買い物にでる。近所の方々とは親しく、留守の水遣りも頼まれている。神戸に来て30年、やはり長田に帰りたい、とお話を伺う。


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