お話伺いメモ 2005/9/10
70代男性。自宅は被災全壊。怪我で入院中で命が助かった。病院はけが人であふれ無残な様子を垣間見た。仮設住宅は寒さと暑さでつらかった。つらかったことを言えばみんな同じだ。ぶつけてゆくところが無いから溜め込んでしまうこともある。みな同じだ。
60代男性。ネコやネズミが数日前から居なくなっていた。周囲の建物が崩れたので不気味に夕焼けのようになった浜や水平線が見えた。仮設は寒く酒を飲み、血糖値が上がって緊急入院。子供の作文に「仮設は季節どおりです」という言葉があった。震災は人生の墓場だ。
70代女性。ちょっとした物音でも未だにビクッとなる。仮設住宅は良かったと言われる。この住宅のトラブルをまとめてお伺いした。震災は余り思い出したくないと言われながら。
お話伺いメモ 2005/9/24
50代女性。8人家族を抱えての被災、一家のやりくりのご苦労とご奮闘を伺う。
70代男性。戸を開けた時驚かれたご様子で開口一番「ボランティアはいりません」。終始警戒されたお話が最後に「困っていることはない。困っているのは金だけだ」と笑顔に。
50代女性。コタツと畳の隙間で助かって自力でドアを壊して脱出、外は家が全部倒れてもつけられない凄い火に。「こんなことがあるのか」と言葉もないご経験をお伺いする。
90代女性。地震の時、二階に孫といて怪我もなく助かった。近所の方は何十人と死んでしまった。圧死だった。今は幸せ、と可愛いおしゃれできれいな方のお話しを伺う。