お話伺いメモ 2007/5/12
60代男性、家族3人。灘区で全壊。2時いうからずっと待ってた、と戸口でお話伺い。体調不良を訴えられるが風雅な生活にご努力。母がなくなり孫が生れた、とお話を聞く。
70代女性、ご夫妻二人暮し。東灘で借家全壊。出勤途上、自転車が飛んで倒れた。タスケテ〜という声も後にして帰った。近所で3名なくなった。この住宅は行事も多くよく集まる。外部からの応援も多い。震災はすごい怖かったけど、知らない人達とも出会いよかったと、明るいお世話役のお話しを伺う。
80代女性、一人暮らし。他に言う事もない、と震災後亡くされたご子息をひたすら追慕される1時間のお話し伺い。聞けば、これも震災の被災者といえる。前大戦からのご家族のがんばりを一瞬にして語られる、心に染みる、短いが長いお話しを伺う。
お話伺いメモ 2007/5/26
70代女性、ご夫妻2人暮し。東灘で全壊、負傷。5ヵ月後ご主人は「ようこんな身体で生きていたなあ」と医者にいわれ大手術。震災から12年経ち、震災の風化がいわれていますが当事者には忘れることはありません。この住宅で毎日のようにボランティアをしています。人見知りをする私が今では皆さんとこうしてお話をするようになりました、と、明るくにこやかなお母さん。震災の備えには、懐中電灯と水とスリッパか靴、と体験からのアドバイス。
70代女性。灘区で全壊。新しい出会いの中で楽しく過ごさせて頂いております。今を大切に生かしていただき、皆様と共に日々立ち行きを願っております。(自筆)
60代男性、一人暮らし。灘区で半壊。地元自治会のお世話。震災の中でのお世話で、感謝よりもいじめをうけたとの思いも。今はここへきて一人だから楽しい。失敗は誰でもある。同じ過ちを繰り返さぬことこそ真の勇気、と語られる。戦争は悲惨、それ以外の何ものでもない、と戦災の歴史も。上がりこみ90分のお話伺い。