トップお話伺いメモ2007年お話し伺い訪問メモ>6月

お話伺いメモ 2007/6/9

70代女性、一人暮らし。長田で全壊。2階に寝ていて、倒れた家具で三角の空間ができ、夫と共にその空間で奇跡的に助かった。その夫も80代となり亡くなったが、この団地は良い人ばかり。仮設住宅も郊外であったがよかった。子供たちもがんばってくれている、と孫の結婚式の写真を見せていただく。めぐまれている、今後に心配ない、と様々60分のお話し伺い。

70代女性、夫は入院中。兵庫でお店とも全壊。郊外の仮設は、なれたらよかったが、商売の人脈が絶えて苦悩。ご主人の病気で収入減。12年トコトンまで辛抱したが、先月はじめて福祉へ相談に行った。手に職を持っているので老後も大丈夫と思っていたが、地震で客がバラバラになり、病気と入院で力が尽きた。余り外に出たくない。金がなくなると人は来なくなる。今はむかしの地元の人と三宮でワリカンでコーヒーを飲むのが楽しみと、40分のお話し伺い。

お話伺いメモ 2007/6/23

72歳男性、一人暮らし。灘区で全壊。避難所が満員で全壊の家を修理して住んだが解体され、仮設住宅にはなかなか入れなかった。西区の端の広大な仮設でのコスモスのお話しに花が咲く。定期を買って毎日のように灘区に戻られていた亡き奥様のお話し。入居して半数以上が亡くなられているこの高齢者復興住宅のお話し。様々な人間模様のお話しに、ひとしきり花が咲いた。

75歳男性、一人暮らし。中央区で被災。最近家の中で倒れて骨折。立っているのが辛そう。戦争や台風や地震や多くの災害に出あった。ボランティアにはよう世話になった。お寺さんが料理を作ってくれたり、いやな時はなかったね。「今日は来てくれてありがとう。久しぶりに外の人と話せた。やっぱり人と話さないと。話すといいね。うれしかった、ありがとう」と。


2007年お話伺いメモ目次に戻る