12月6日
- 足は痛いし、頭はボケてるし何もいいことない。主人は特別養護老人ホーム
に行っている。1週間老人ホームに行ったら、仮設で1週間過ごすという生活の繰り
返し。だが帰った来ているときは、子供が世話してくれるので助かる。(79歳、一
人暮らし、担当:西畑(律)、坂戸、青木)
- 肺が悪く、入退院を繰り返している。その為現在、人工呼吸器を使用してい
る。ヘルパーさん・訪問看護婦さんのお世話になっている。(担当者のコメント:ケ
アライン119は設置されていた。テレビは良く見られるとのこと(特に料理番組)
。戦中・阪神大水害のことなど話して下さった。冗談が好きでお話好きな方でした。
)(66歳、一人暮らし、担当:盛本、阿部、藤本)
- 被災後学校に3週間、息子の所に1ヶ月、他転々としながら4月にようやく
入居。引っ越し続きで落ち着かなかった。以前に兵庫区で眼の手術をしたので、今も
そこまで通院している。戻りたいけど「当たらない」。あきらめ、西神・名谷を申し
込んだ。今度は当たるやろう・・・。でもずっと待ってなあかんのやろなぁ。仮設に
入居の時と同じことをやっている。アテにならんと言って、自力再建できればいいが
無理。また市営住宅に引っ越す費用のメドさえない。外れても当たっても不安だ。た
だ待っているだけ。この棟の辻は、人通りが少ないし、子供がいない。「何も声せえ
へん」。淋しくなる。次々と出ていって、最後に一人で取り残されるとしたら・・・
それが怖い。今日はボランティアがたくさん来て、活気があってうれしい。人が通る
だけで元気になる。(77歳、2人暮らし、担当:長船、加藤(純))
- 第一希望のシルバー住宅は人気なので、役所の人にも「絶対に当たらへん」
と言われた。一人暮らしが嫌で、被災前から老人ホームに入居を希望していたのだが
、「まだ早い。もっと大変な人もいる」と断られ続けた。大阪に娘がおり、往復6時
間掛けてきてくれる。大変なので、なるべく呼ばないようにと思っている。娘家族と
同居したこともあるが、辛抱できず3年間で止めた。心臓が弱く、人混みに入るとク
ラクラする。身体全体がしびれる。原因不明。(担当者のコメント:元気な口調でお
話しされるが、内容はマイナスのものが多い。(私が生きとっても・・・、最後まで
ここに残されたらどうしよう・・・など。))(78歳女性、一人暮らし、担当:赤
西、亀井)
- 足が悪く、正座もできないほどである。心臓も悪い。とにかくベッドが欲し
いとのことです。(76歳、2人暮らし、担当:赤西、亀井)
- 予告チラシが入ってたり、入ってなかったりしていたが、どういうことだ!
。お宅らどんな目的で訪問しているのかわからん。信用なくすようなことはするなと
怒っていた。(若菜(現場担当)のコメント:ここの仮設は戸数が多いので、2週に
分けて訪問することになり、今回は第1週目だったので来週訪問の所にはチラシが入
っておらず、このようなおしかりになったのだと思う。現在訪問者数も毎週20〜3
0名なので100〜140軒(空き室・留守も含め)しか訪問できません。みんな来
て!)(50代、2人暮らし、赤西、亀井)
- 「死にかけたもんに何を聞く」。妻は寝たきり。ホームヘルパー頼まなあか
ん。風呂にもよう入れん。医者には月1回診てもらいたい。医者に行くにも誰もみて
くれん。往診できる医者はいないのか?。たいがいの家事はわしが出来るが・・・。
しかし家を空けられない。世話をしてくれる人がいないから・・・。わしがへたった
ら困るんやけど・・。あかんかったら2人連れ添って死んだらええんや。あきらめと
るけど・・・。わしが元気なうちはみたらんと・・・。(79才、2人暮らし、担当
:長船、加藤(純))
- 市に聞いても仮設の期限が分からない。98年3月以降の更新はどうなるの
か?。仮設にいるもんの心配は、いつまで居れるのかだ。居れるなら希望の場所をず
ーっと通すが・・・。もし、ここを撤去するなら・・・。その件に関しての見通しの
連絡もない。市の税金は何に使っているのか疑問?。被災者は助けてもらうのはいい
が、自分が主体なのだから頼り切ってしまうのは良くないと思う。また、成果の分か
るような記録や発表があればいいと思う。―かみひこうき・市長への手紙―こういう
のが少なすぎた。ボランティアがここまで発達するのはうれしい。(69歳、2人暮
らし、担当:加藤(純)、長船)
- 傾いた家に半年近く居た。社会福祉の仕事(作業所)をしている。以前は自
宅を開放して仕事をしていた。神戸空港なんて、今さら国内線専用で何を飛ばすんや
ろう。こんなんで苦しめられては、たまらない。国会で公的支援っても、次からだと
か、今回はダメだとか何か訳わからん。小田実は頑張ってるけど・・・。ニーズを誰
かが掘り起こして届けんといかんのはわかってるんやけど・・・。(43歳、一人暮
らし、担当:長船、加藤(純))
- 主人は慢性腎炎。私は慢性肝炎で毎日動脈に注射を打ちに行く。病院(内科
)は、近所ではそこしかないので70人くらいいつも来ていて、朝から行っても昼ま
でかかってしまう。今ここは一人暮らしの方が多い。男性の一人暮らしも多くて大変
。買い物をしてきてあげたり、煮物を届けてあげたりしている。助け合いやからね。
うちは夫婦なのでまだまし。買い物は、以前は毎週移動市場(車)のような物が来て
くれて便利だったのが、人が減ったせいか来なくなった。お年寄りは苦労している。
また、仮設の裏は土手なので、日当たりは抜群に良い。そのかわり朝はガラスに薄氷
が張って、そこにカーテンが張り付いてバリバリになり、ガラス戸も開けられない。
(69歳、2人暮らし、担当:藤原、小田)
- お母さんは、去年老人ホームに入居した。自分は心臓病で自宅療養中(不整
脈)。体がしんどい。失業中で保険はなく、病院に行けない。今は新聞配達をしてい
る。月2万5千円程度の収入で生活している。神戸医大に3〜4年前に入院して全快
したが、その後再び発病して現在に至る。区役所や民生委員に相談したが、仕事を変
わって収入を上げるように言われ、生活保護願いを受け付けてくれない。恒久住宅に
入居すべく申し込んでいるが、家賃を含めて生活設計が立てられない。(37歳男性
、一人暮らし、担当:西畑(稔)、合田、井手上)
- 体も特に悪いわけではなく、自転車で175号線沿線まで遠出をしたり、近
くの山で木や竹を拾ってきて細工を施し花壇を作ったり、置物を作り、家の中や路地
に色々と並べていました。手作りのビニールハウスの中では苺や白菜、ハーブなどを
栽培し、葱や大根をプランターで育てています。毎日毎日する事がたくさんあって、
一人暮らしをとても楽しんでおられるようでした。「こういう年の取り方をしたいな
ぁ」という感じです。ただ公営住宅は、いずれにしても団地住まい。この方のような
趣味が出来なくなるんじゃないかということが気に掛かります。(83歳男性、一人
暮らし、担当:立花、岡本、寺野)
- 今は弟と2人暮らし。、母は過呼吸(息を吸いすぎて苦しくなる病気)のた
め、祖母のいる仮設に住んでいる。原因はわからないが、ここ1〜2年特にひどくな
った。今年から△△工業団地内で働き始めたが、仕事場の空気が汚いので、マスクを
して作業をしているが、それでも鉄粉がすごく、アトピーがひどくなってきた。その
ため、今週は1週間仕事を休んでしまった。会社の人から、仕事を休んだことについ
てきつく言われた。来週からは頑張って、仕事に出ようと思う。(担当者のコメント
:表情を見るとかなりストレスが溜まっているように見受けられた。会社では上司・
先輩ばかりで自分の気持ちを発散させる場所がないように思えた。さらなる訪問が必
要だと思う。)(19歳、2人暮らし、担当:西畑(律)、青木)
- 5年前に胃ガンで手術。それ以来疲れやすく、体力が落ちている。今、腎臓
が悪いと医者から言われ、12月9日に検査。腰痛があるが、そのせいと医者から言
われている。昔は建築・倉庫関係の仕事をしていたので体力には自信があったが、今
は自分の体に自信がなくなっている。でも体の調子が悪くてもしゃんとする。病人と
見られるのは嫌だから。ここは風がきつい。台風の時は床下に水が入り、畳が持ち上
がるくらい。大雨の時は、床下に水が流れる音がする(寝ている時)(68歳女性、
一人暮らし、担当:矢萩、木原)
- 生活が苦しい(年金暮らし)。自分の生活費だけでなく、妻が子供の家にい
るので妻の食費も支払っている。子供に負担を掛けられない。60歳以上で就職先は
ないか?(運転免許は持っている)。嘱託で3〜4年勤めたが会社の都合で解雇(年
を取っていくと初任給まで下がる)。(70代男性、一人暮らし、担当:西川、浦口
)
- 震災の時、右腕の上に洋服ダンス、左腕はミシンと和ダンスに挟まったのを
、無理矢理肉をひきちぎって這い出てきたので、その時の傷や打撲傷が今、後遺症と
なって痛い。前住んでいた土地は等価交換でビルになる。来年8月には完成する予定
なので帰れる。等価交換では5年間は売却できないし、路線価は下がり、結局は何千
万円の損になった。震災後、ネフローゼにかかって、日赤病院に半年入院。その看病
疲れから妻が倒れ、大腸のほとんどを取る手術をした。現在は通院が便利な子供の所
にいる。そのため、一人暮らしで買い物や食事が大変。また、この10月白内障の手
術を左右共にした。右の視力は1.5に回復したが、左はまだ悪いままで作った眼鏡
もうまく合わず、ずっと頭痛がしている。(担当者のコメント:新聞を読むのも、字
を書くのもつらいとのこと。それにも関わらず、この支援シートに一生懸命書いて、
訪問を待って下さっていた。)(83歳男性、一人暮らし、担当:藤原、小田)
- 震災時のケガの後遺症が、今出てきているとのこと。住宅は申し込んでいる
が、もし当たっても引っ越す費用もない状況なので、生活補償を強く求めている。勝
ち取って欲しいといわれた。また、震災当時を思い出して、家は全焼だったため、全
てを失い、自衛隊からもらった毛布1枚で、2人で寒さをしのいだのは忘れられない
と涙を流されていた。(62歳、担当:西畑(稔)、合田、井手上)
12月3日再訪問
- 前回訪問・・・81歳で一人暮らし。耳が遠い。お体は大丈夫でした。息子
さんが時々様子を見に来てくれるとのこと。近所(6軒続き)は、誰もいない。淋し
い所です。(81歳女性、一人暮らし、担当:川端、堀内、吉田)
12月13日
- 前の家は、区画整理の対象となったので、神戸市に売った。戻りたかったが
・・・。両隣が数室ずつ空きなので淋しい。お正月ですか?。一人でのんびりと過ご
します。(81歳女性、一人暮らし、担当:長船、瀬戸、中西)
- 肝臓が悪いので、毎日注射を打ってもらっている。食事療法も行っているが
、これがなかなか大変です。また買い物に行くと疲れるので、帰った後は一度横にな
らないと動けない。だがベルボックスを付けているので、精神的には落ち着く。それ
に近所同士仲がいいから話しができて、気が晴れます。(73歳女性、一人暮らし、
担当:猪上、砂田、青木)
- 青函連絡船(旧国鉄)に乗っていたが、連絡船廃止計画により職を失った(
現在は青函トンネルに変わっている)。船舶関係の仕事なら出来ると神戸にやってき
たが、それ以来30数年間在神。今でも以前の仕事関係から「ぼちぼち出て来いや」
と声を掛けられるが、"ぼちぼちあわてず"の生活保護を受けている。食べることにも
困らず、3日に1升酒を飲んでも十分間に合っている。仮設には健康・経済状態も悪
い高齢者も多く(全体の3分の1くらいちゃうか?)、今まで孤独死が全体で150
人以上出ている。これは仮設住宅にいるからだ。近所同士ふれあうようにと、ふれあ
いセンターを作っているが、こんな年寄りの集まる場所にするよりも、子供の遊べる
場所にしろ。ボランティアは助かる。まだ足りないと思う。お金にはならないけどや
る。そういう状態を作らないかん。仮設にもいろんな人が来る。政治団体・宗教団体
・セールス。(担当者のコメント:週ボラ(お話相手)のことを話すと「それだけじ
ゃ、何もならへん」と言われもしたが、喜んで話して下さった。)(65歳男性、一
人暮らし、担当:白岩、亀井)
- シルバー住宅に当選し、来年初めには移転の予定。今は薬局店で月に15日
ほど(日給4,500円)アルバイトしている。妻は淡路で住み込みで働いている。
仮設に帰ってこれるのは、月に2〜3日。2人合わせての年金は2ヶ月で17万円で
す。今は妻が助けてくれているからいいものの、これからどうなるのか・・・。公営
住宅も震災減免のある5年間はいいが、それ以降は毎月45,000円の家賃を払わ
ねばならない。今でも光熱費だけで15,000円かかるのに。「妻が働けなくなっ
たら餓死せなあかん」。仮設一部屋に200万円かかっていると聞く。それと合わせ
市や国からの種々の援助の総額を思うと、被災者に500万円くらい出して、後はど
こに住もうと勝手にさせてくれれば良かった。(70代、2人暮らし、担当:白岩、
亀井)
- ここに住んで2年と9ヶ月になります。母は震災のショックで当初話しも出
来なかった。しかし、仮設の人達は親切で、生活環境もいいです。足は弱ってきたけ
れど、心臓以外の内臓は比較的丈夫で、散歩もしています。(担当者のコメント:ご
近所の80歳代の方達には励みになっているようです。)(93歳、2人暮らし、担
当:藤原、小林(好)、井手上)
- 仮設に住んでからいろんな事があり、体調が悪くなった。自分が知らないう
ちに自治会の役員になっており、また人間関係が難しくて困っている。早く公営住宅
に移りたい。神戸にいる人から「いつまで仮設におるん。そんなん居心地ええの」と
言われた。仮設は3〜4日生活してみないとわからない。(60代、2人暮らし、担
当:小野、矢萩)
- リストラのため、失業した。就職活動しているが、46歳ではなかなか見つ
からない。困っている。政治家や役所は全く当てにならない!。以前は事務職だった
ので、つぶしがきかない。手に職をと思う。とにかく仮設にいるだけで、就職に不利
だし、通勤にも不便。早く家が決まって欲しい。アルバイトを時々しており、食事も
自分で作るので、今は何とかやっていけてる。でもこの付近は住宅ばかりで、うどん
屋みたいな所が全くなく、病気になった時不便。(46歳男性、一人暮らし、担当:
永安、盛本)
- 主人は湊川まで人工透析を受けに行っている。障害者1級で左足は10年前
から不自由。私は肋骨を折ってから右半身の手足がしびれるようになりここへ来てか
ら、高血圧で救急車を2回呼んだ。ヘルパーは週1回来てくれるが、おかずを買って
きてくれるだけである。今、悩みがある。近所からボランティアで来ている人(60
代の方)が、私達の代わりに申し込んでくれると言って、住宅応募(第4次)の書類
を持って行ったが、どこを申し込んだのか、実際に申し込んだのかも分からない。親
切にしてくれるので、聞きにくい。(74歳、2人暮らし、担当:小野、矢萩)
- 血圧が上がったり、下がったり・・・。悩み事がいっぱいやから。隣に気を
遣う。怒鳴り声が聞こえる度に心臓が縮み上がる。隣は靴磨きの仕事をしてるみたい
やけど、部屋を閉め切ってシンナーを使うので、いつ焼け出されるかと怖くてしよう
がない。何度か隣は倒れて、救急車が来たことがある。仮設を変えてもらいたかった
が、また同じような人はいるだろうと思い止めた。早く住宅が当たるのを待つしかな
い。(70代女性、一人暮らし、担当:猪上、砂田、青木)
- 俺のとこ、ボランティアいらんわ。(隣の方とお話ししていると・・・)何 がボランティアや、お前等に何が分かるんや。このダボがぁ!。仮設の人間からかい
に来て、何が楽しいんや!?。こんなとこ夏は暑いし、冬は寒い・・・。何がボランティアや、話し聞いて何のメリットがあるんや、ダボがぁ!。仮設のことは、体験したもんにしかわからんのや!。(20代、?人暮らし、担当:猪上、砂田、青木)
- 今、一人暮らしで精神科の治療を受けている。最近は調子がいいらしい。日
によって波があるが今日はマシだと言う。人間嫌いの病に陥り、電話も付けず、新聞
も取らず、布団は敷きっぱなしで部屋の窓は段ボールでふたをしているという異様な
光景だ。立派な体格をしているが、精神的に参っている様子。人嫌いではあるが、ボ
ランティアならば話しが出来ると言う。避難所では、学校の先生とPTAが主に避難
所の対応をしていた。しかし学校再開により、4月1日から避難者を引き受けるよう
要請を受けた。避難所を8月に閉じるまで、全て一人きりで切り盛りしなければなら
ず、毎日2時間ほどしか寝れなかった。そのため、過労(精神的・肉体的)で2度倒
れたとの事。その間目のあたりにしたのは、人間の一番醜く、嫌らしい側面の数々で
あり、それが原因で人間嫌いになったという事である(自分のことばかり考えて、他
人のことを顧みない、全く身勝手な人の多いことに耐えられなかったのだろうか?)
。避難所解消後、すぐに就職も決まり、ビルの管理会社に勤めた。しかしテナントと
ビルのオーナーの板挟みになるような心労があって、10ヶ月後に仮設で倒れ、5日
後に発見された。その間動けなかったという。その会社も退職し、現在無職。通院中
。酒に逃げることも出来なかった(飲めないから)。避難所で一番大事にしてきた事
は、みんなの命(200人)だった。初めは名簿作りから、年齢・家族構成・持病な
ども記入して、個々にあった気配りをした。特に60歳の寝たきりのおばあさんには
、一番気を遣い、緊張の連続であった。おばあさんが老人ホームへ入居する手続きは
出来たが、「死に水を取ってやりたい」という娘さんは、一緒にホームに住むことは
許可されなかった。そのような状況の避難所で、一人の死者も出さなかったことを"
良かった"と、最近振り返ることが出来るようになった。また、いろんな事があった
その思いをやっと話せるようになったという。以前は思い出すのも嫌だったと・・・
。行政は、避難所の自治会長を務めた人達の体験談(避難所のハード面・ソフト面)
を聞き取り、今後日本のどこかで起きる災害に備えるべきであると強調されていた。
また早くしないと風化して忘れてしまうとも。たとえば1.学校のブレーカーは避難
所として使うように考えられていない。すぐに切れてしまうので大きな容量にする必
要がある。2.病人の把握とそのケアを行政が看る体制を作る。3.広報などの情報
は日本人向けに作られているため、外国人には全く読めず、仮設申し込みも出来ない
。また日本語も話せないので、公園に集まりグループを作っていたと。彼自身被災者
だが(95年1月に入ってすぐ岡山から神戸に来て生活を始めたため)、転入手続きを
しておらず、義援金をもらえなかった。今度、役所に市会議員と一緒に行ってもらい
手続きをしてみるとの事。同じような人がたくさんいるのではないかと他人の心配を
されていた。週ボラの活動の中に相談事何でもやると書いてあるが、本当に出来るの
か?と問われた。我々にはちょっと厳しい質問だった。何も出来ないのなら、安否確
認だけすればいい。ボランティアは「命を守る」ことがスタートだとも言われていた
。最後に「いい物を着たり、おいしい物を食べたりするよりも、いい人に逢わんとい
けん」と・・・。また「このような話しをすることが精神病の薬になるかもしれん」
と言われた。4次募集の当否が決まった後にもう一度来て欲しい。そして今までボラ
ンティアで部屋に上がってきてくれる人はいなかった。本当に心配やったら無理して
でも上がってやった方がいいと言われていた。(55歳男性、一人暮らし、担当:長
船、中西、瀬戸)
- 以前は昼も夜も酒を飲んでいたが、今は夜に1〜2合飲むぐらいだ(よく寝
れるから)。日中はほとんど図書館で本を読んで過ごしている。血圧が少し高めだが
、お酒の量に比例しているので、そこは自分でコントロールしている。(72歳男性
、一人暮らし、担当:藤原、井手上、小林(好))
- 95年8月に目が悪くなり入院。医者から「あと2、3日遅れてたら失明し
ていた」と言われた。今の視力は0.01。知らない道は歩けず、階段が怖い。目が
見えないのは一番辛い。ここに来てから、目・耳・内臓などが一度に悪くなった。狭
心症にもなった。また両耳とも悪いので、電話に出るのが嫌だ。50過ぎて一つ悪く
なるとみんな悪くなる。病気にはなりとうない。公営住宅は娘の近くに住みたい。(
56歳女性、一人暮らし、担当:小野、矢萩)
- 2人は昨年5月入籍した。私は食物(大豆)アレルギーの喘息とアトピー。
また7年前に腸閉塞で手術をしたが、後遺症で脱腸のような状態になり、働けないの
が辛い。公営住宅に移ったら仕事をしたいと思っているが・・・。夫は喘息(ダニ・
ホコリ・重油の煙などが原因)。仕事(船舶の作業員)を辞めないと治らないと言わ
れているが、経済的に無理だ。夫は正社員ではないので、仕事が常時あるわけではな
い。仕事が入っても朝早くて行けない時もある(遠すぎる)。(66歳、2人暮らし
、担当:小野、矢萩)
- 妻は心筋梗塞で1ヶ月前から入院している。私は体が丈夫なので家事一切を
しているが、今のところ大丈夫だ。食事は米を炊くが、おかず類は裏に住んでいる方
が持ってきてくれる。また西体育館のデイホームに週3回ぐらい行っている。そこで
は食事会があり、歌や踊りを楽しんでいる。自宅は再建して長男が住んでいる。行く
行くは戻るつもりだが、妻が入院中なので・・・。(71歳、3人暮らし、担当:小
野、矢萩)
- 住宅の前や側面に鉢植えをたくさん置いている。バス通りに面しているので
、人の目を和ませられればいいと思って。しかしこのあたりの人は規則を守らない人
が多い。散歩させても犬の糞の始末はちゃんとしないし、そういうことをするのは仮
設住民だと言う。今までそんなこと関係なく美化に努めてきたのに、アホらしくなっ
て最近はしなくなった。(63歳、2人暮らし、担当:藤原、井手上、小林(好))
12月20日
- 公営住宅に当たり、来年3月引っ越す予定(長田)。妻は脊髄を悪くして、
小脳が萎縮し歩くことが難しい。長田までリハビリかたがた通院している。(66歳
$ 2人暮らし $担当:白岩 $北村、青木)
- 喉(甲状腺)の手術を受けたので、今は3ヶ月に1回、医大で看てもらって
いる。低血圧と痰を切る薬を飲んでいる。公営住宅も灘と西神南に申し込んだが外れ
た。いつになるのか不安。歩くと腰が痛むので、買い物は息子の嫁に頼む。(担当者
のコメント:子供さん達がいるものの、一人暮らしで人恋しそうでした。去っていく
私達をいつまでも見送って下さいました。)(83歳女性 $一人暮らし
$担当:藤原 $井 手上、小田)
- 震災前住んでいた市営住宅が再建するので、来年4〜5月頃に戻れる。夫は
5年前に脳梗塞で倒れて以来、車椅子の生活。介護疲れで腰が痛い。時々ショートス
テイを利用している。息子がいるが忙しいようで、なかなかこちらに来てくれない。
(76歳 $2人暮らし $担当:合田 $矢萩)
- 腹膜炎になった。悪いところばかり出てくる(健康面)。住宅も外れた。こ
の間、市職員が再募集の件で来たが、説明を聞いて王塚台(玉津)に申し込もうかと
思っている。息子は市営住宅に住んでいる。一時期、一緒に住む話しもあったが、折
り合いがつかず断念した。(76歳女性 $一人暮らし $担当:矢萩 $合田)
- 足が悪いので、風呂に入れない(バスタブの縁が高い)。体を拭くだけ。入
浴は長田の病院に行った時、銭湯に入る。夫・子供2人が昭和19年に相次いで亡く
なり、兄姉も8人いたが、今残っているのは一番下の妹だけだ。(79歳女性
$一人暮 らし $担当:矢萩 $合田)
- 妹は心臓病で1ヶ月に1回通院している。2人併せて7万円(年金)で生活
しているが、妹の治療費が1万円以上かかる。私は足と膝が痛い。当選した住宅は、
入居予定が平成11年になる見込み。だが住宅の家賃支払いが出来るか心配だ。(担
当者のコメント:生活保護を受けるよう勧め、被災者連絡会の電話番号を伝えた。)
(86歳 $2人暮らし $担当:西畑(稔・律) $矢野)
- 血圧が高く、目(キハコセイ症)が悪いので趣味もあまりない。割合元気に
しているが、年金生活のため、公営住宅入居後の生活に不安を感じる。視覚障害5級
の手帳を持っているので、生活保護を受けられるか一度相談したい。誰かと話しをし
たかったので来てくれて良かった。(69歳女性 $一人暮らし
$担当:西畑(稔・律) $ 矢野)
- 姑は身体障害者で記憶もとぎれがち。病院と仮設との区別がつかない時もあ
る(仮設に来てからひどくなった)。大腿骨、その他が骨折していて治らない。主人
は梱包の仕事をしているが、今は不景気。でも、働いているので69歳になっても元
気である。主人とケンカすることがストレス解消になっている。これが元気の秘訣で
す(いつも一方的に話してるけど)。(69歳 $3人暮らし $担当:立花
$小林(好))
- 7年前、肺炎からリウマチになって1年ほど入院したが、その後もずっとリ
ウマチに悩まされている。体が動かないときは「死にたい、死にたい」と思ったが、
今はとりあえず体が動くので有り難い。子供もいないし、主人も亡くなって特に親し
い親戚もなく、たった一人でこの仮設に来て淋しかったが、ここで友人が出来た。同
じようにリウマチに悩んでいる人だ。公営住宅は友人と同じ所に当たった。うれしい
。来年10月には引っ越し出来そうだ。最近ある宗教に入った。頼りにしているわけ
ではないが、身寄りがないので・・・。「友人葬」をしてくれるらしいので入った。
(64歳女性 $一人暮らし $担当:藤原 $井手上 $小田)
- 住宅どこも当たらんかった。年取ってるから優先的に当たるやろうと思っと
ったのに・・・。足・腰が痛い。震災の時、尾てい骨にタンスが当たった。薬を飲む
と副作用で顔が腫れるから、なるべく飲まんようにしているが、寝ているとき腰がう
ずく。子供は2歳の時、夫も昭和56年に亡くなった。この仮設に入居したとき、運
送屋が荷物を運び込むと金を請求し、さっさと帰ってしまったのでとても困った。(
担当者のコメント:訪問後、再び前を通りかかると呼び止められた。一人暮らしの寂
しさに加え、住宅に当たらなかったショックの大きさが伺われた。)(82歳女性
$一 人暮らし $担当:白岩 $北村 $青木)
- 当選したが、99年春入居予定の公営住宅だ。1年待つのも2年待つのも一
緒と思い、あえて申し込んだ。住宅に当たっても引っ越すお金がないので、皆困って
いるのでは?。公的支援で東京に行ったが、テレビ局も取材に来ない。来ても関西地
区以外は放送されていないのでは?。(59歳 $2人暮らし $担当:合田
$矢萩)
- 自宅(土地)は、区画整理にかかっているが、まだ話しはまとまっていない
。実は土地を市に売ってもいいと思って相談に行ったところ、住宅の申込書にそのこ
とを書いといたら、うまく取りはからってくれるという事だったが、結局外れた。も
う土地を売る気はなくなった。仮設住宅に文句のある人も多いが、自分は有り難く住
まわしてもらっている。(担当者のコメント:ボランティアは不要で、来てもらうこ
ともないといわれていたが、話し好きで延々話されていました。)(76歳男性
$一人 暮らし $担当:藤原 $小田 )
- 今年はリウマチで春・冬と2回入院したが、またすぐ入院する事になってい
る。そのリウマチのおかげで、バスに乗れない。なぜならバスの乗り口はステップが
高くて足が上げられないからだ。それで住宅もバスに乗らずに済む所を応募したが外
れた。バスに乗らなくていい所は市内の便利な所なので倍率が高い・・・。妻は大阪
の病院に喘息で入院していたが、今も治っていない。この仮設はすき間風が入るし、
寒いのでこんな所におらしたら死んでしまう。今は子供の所とここを行ったり来たり
している。住宅のめども立たず、夫婦共に病気がちで大変だ。(担当者のコメント:
話しをする時、立っているのが辛そうでした。)(64歳 $2人暮らし
$担当:藤原 $小 田)
- 言いたいことはたくさんあるが、言ってもキリがない。また言葉で言い尽く
せない。長い間住んでいて、良くなるか悪くなるかは自分との勝負。明日、何が起こ
るか分からない。元気だと思っても、おたくらと30キロ歩いて、先にバテるのは自
分。だから元気な訳がない。(67歳 $2人暮らし $担当:小林(好)
$立花)
- 中学の子供は、元住所の近くの中学校に通っている。学区外なので、通学で
きる期限が1年間という事だ。お金があって家を再建できる人はいいが、私達はいつ
建てられるかメドも立たない。通学期限を延長して欲しいと教育委員にも相談に行っ
たがダメだった。杓子定規にとらわれすぎている。(?歳 $4人暮らし
$担当:小林(好 ) $立花)
- 肝臓・肺が悪いが、今は病院に行っていない。時々体がしんどい事がある。
でも何とか自分で国民健康保険料を払えるようになって、療養したい。今は、朝刊の
配達で生計を立てている(6万円程度)。生活保護を受けていたが、色々あって止め
ている。親とは絶縁状態。自分自身のいろんな弱さを反省しなければ・・・と思って
いる。住宅は落選した。50歳以下は今後優先枠がないと言われており、仮設を追い
出されても生きていくつもりです。(担当者のコメント:今までの経験を元にした人生
観を一生懸命話されていた。)(35歳 $一人暮らし
$担当:西畑(稔・律) $矢野)
- 夫は97年5月9日、糖尿病が悪化して入院した。2ヶ月間はつきっきりで
病院との往復だった。だが12月14日、糖尿から肺炎を併発して亡くなってしまっ
た。住宅は当選したが3DKなので、夫が亡くなりどうなるのか?。住宅局に相談し
てみるつもりだ。(担当者のコメント:「住宅のことは主人が一番気にしていたと思
う」と涙ぐんでおられた。)(62歳女性 $一人暮らし $担当:合田
$矢萩)
- 再訪問・・・肺が悪く、人工呼吸器を使用。玉津のシルバーハイツに当選し
たとの事。わざわざ来てくれて、どうもありがとうと。ボランティアがなかなか来な
いので、こんなして来てくれるとうれしいと喜んで下さった。(66歳男性
$一人暮ら し $担当:佐沢 $亀井)
- 再訪問・・・高齢者の一人暮らし。心臓弱く、原因不明で全身がしびれる。
申し込んだ住宅は、人気物件ばかりだったので落選。まだ来月も申し込みがあるので
、チャンスはある。梅雨時、部屋に上がって来るムカデのような虫が出てくるまでに
は、ここを出たい。昨日も役所の人が2人来て、名谷やこっちの方に申し込むように
言われた。(78歳女性 $一人暮らし $担当:佐沢 $亀井)
12月27日
- 気管支喘息、腎臓に石がある。また手も悪く1週間に1回は新開地まで通院
している。隣接している仮設住宅に、娘が住んでいるので近くに住めるよう考え、今
年12月19日にここへ引っ越してきた。公営住宅は今まで4回申し込んだが当たら
なかった。当分はあわてずにここで暮らすことにしている。(72歳女性、一人暮ら
し、担当:西畑(稔・律))
- 近所の飲み友達が木曜から入院している。3日くらい新聞が溜まっていたの
で、ノックしたところ「ウー、ウー」と言うだけで出てこない。警察を呼んで窓を割
って入った。救急車で病院に運ばれたが、どこの病院か分からない(朝からお酒を飲
んでいたという)。住宅が仮当選したが、家賃が39,900円。これで光熱費など
を加えると生活していけるか不安である。(65歳、2人暮らし、担当:亀井)
- 自治会の役員をしているが、公営住宅に当選したので5月末には出る予定。
ボランティアのアイデンティティをもっと明確に示すべきだ。受ける側は市のサービ
スの一環と思い、当たり前と思う人が多い。この震災4年目を迎えるに当たって、ま
だ純粋に頑張っているボランティアがいるという、すごさをアピールしないとせっか
くの活動が台無しになる。これから(4年目の)仮設が、最も深刻になるのは目に見
えている。ボランティアの力が、本当に……本当に……必要になるんだよ。需要は逆
に増えているんだ。ひるまずに頑張って!。(50代、?人暮らし、担当:里村、中
山、寺野)
- 沖縄から来て50年近くになる。沖縄の踊りが好きで、よく踊る。湊川公園
での三味線の演奏の時は、カチャーシーを踊り、みんなから珍しがられた。住宅が当
たり、来年2月末頃移転する予定である。役員の引継などで、毎日が忙しい暮れであ
る。(72歳女性、2人暮らし、担当:小波本、青木、米川)
- 住宅は落選した。今は新長田で靴を貼る仕事をしている。自分の健康のため
と思って働きに出ている。働けるうちは働きたい。私は働きに出ているからいいけど
、家にずうっといる人は1つの棟に3〜4軒しか住んででいないから寂しいと思う。
(69歳、2人暮らし、担当:小波本、青木、米川)
- 腰痛、目も悪い(白内障)。血圧(200)も高く、病院に週4回通ってい
る。住宅は落選。先週自治会長が亡くなり、大変だった(ガラスを割って部屋の中に
入った)。甥御さんが1人おられて(灘区)、何とか葬式も済ませた。その際、週末
ボランティアサンにもお手伝いをしてもらい、大変お世話になりました。現在76軒
であるが、明日総会を開催し、新会長を決めることになっている。(79歳、2人暮
らし、担当:小波本、青木、米川)
- 1月の第5次(1800戸)、4月の第6次(4000戸)がまだあるとい
う話しだが、辺境の住宅ばかりしか残っていないのでは……という不安。今度も地下
鉄沿線を応募する。通院は湊川の病院でないと安心できないから。今、仮設内は気ま
ずい雰囲気になっている。今までは外で声が聞こえたら出ていって話しをしたが、今
では住宅に当たった人とそうでない人で話が合わず、もう外へ出ようとは思わなくな
った。みんながいなくなるのは嫌だけど、一緒にはいたくない。今は仮設の人と自分
の悩みが話せなくなった。自分のことをきちっと聞いてくれる人と話をしたい。住宅
に当たらないことだけが悩みではない。それだけで埋めきれないすき間もある。年金
はあと5年働かないともらえない。でもこの年齢、心臓が弱く、骨粗鬆症・リウマチ
・高血圧・腰痛(痛みがひどい)を持った体で、これ以上働くのは不安。今はタダ飯
を食べさせてもらって、何も社会に返せていない。(担当者のコメント:現状の自分
(生活保護を受けている)に、ひどく罪悪感を持っておられるようなので、来年1月
4日の甘酒配りへの参加をお誘いしました)(63歳女性、一人暮らし、担当:里村
、中山、寺野)
- 前回訪問時よりは、少し元気なお顔でした。しかし回りのほとんどが住宅に
当たり、行き先が決まった中で、自分は決まらないという置き去りの寂しさと焦りを
強く話された。(73歳女性、一人暮らし、担当:西畑(稔・律))
- 仮設の人で、ボランティアと役人を間違える人がいるが、その理由は……ボ
ランティアが出来る以上のことをしようとするからだ。だからボランティアは出来る
ことを頭から言うべきだ(出来ないことは出来ないとはっきり言う)。(担当者のコ
メント:途中参加でしたが、すごく中身のある話を聞かせていただきました。電車の
中で「私には何が出来るんだろう」と考えていたんですが、来て喜んでもらえること
が、すごいことなんだとよく判りました)(55歳男性、一人暮らし、担当:猪上、
井上、長船、中西)
- 前回訪問時、相談のあった福祉が受けられるかという問題は、被災者連絡会
が手続きなどを教えてくれ、また役所にも付き添ってくれて(本人は罹災証明がなか
ったが、罹災証明を持っているお母さんと、震災時住民票で同居中だったと確認が取
れ、発行してもらうことになった)、ようやく1月早々には福祉の審査を受けられる
とのこと、心臓は相変わらず一進一退で、年末の新聞配達の仕事も量が増えるとしん
どいとのこと。今までボランティアはただ来るだけと思っていたが、このように親切
に相談にのってくれてうれしい。有り難いと思っている。週末ボランティアに相談し
てすぐに被災者連絡会がジャガイモとタマネギを持って訪問してくれ、大変うれしか
ったと感謝しておられた。(38歳男性、一人暮らし、担当:西畑(稔・律))
- 糖尿病で9月と10月〜12月10日までと2回入院した。今は病院で言わ
れた食事療法(1400cal/日)を守り、仮設内を歩いている(運動)。でも退
院後も調子は良くない。食事後、背中が痛んだり、腹痛になる。右目は白内障の手術
(今年)で視力0.8位に回復したが、左目は失明している。また指がしびれ、右手
薬指と左手は、1本ずつ指を伸ばすことが出来ない。カイロプラクティクも1回50
00円もかかり、治らないので止めた。字がうまく書けない……。公営住宅に移って
から73,000円程の収入でやっていけるのか、不安だ……。また今はお隣が食事
やその他の面倒を見てくれているが、公営で1人で……生活できるのか心配だ。今ま
で息子の社会保険(扶養家族)に入っていたが、今年一杯で抹消し、国保にするつも
りです(公営住宅の入居手続きが複雑になるから)。息子はよほどのことがない限り
電話してこない。40歳で主人と死別し、息子が社会人になってから一人暮らしをし
てきて淋しいと思ったことはなかったが、今は淋しい……。昼は隣と話せるが、夜は
淋しいやら頼りないやら何とも言えない。自分で乗り切らねばと思うが……。今の自
治会は良くやってくれている。初めてクリスマス会をやってくれた。(77歳女性、
一人暮らし、担当:井手上、増田、矢萩)