7月4日
- 2ヶ月前まで、動脈血溜で入院していた。今は息子の所におり、ほとんど仮設にいない。〈今回、私達の訪問があるという事を知って、わざわざ帰っておられた。しかし時間がなく、ゆっくりお話を聞く事が出来ずに残念でした。〉←後日、再訪問の予定日を書いてポストに入れる。(75歳女性、一人暮らし、担当:八木、藤村)
- 脳性マヒの子供さんと2人暮らし。近々公営住宅に引っ越す時(未定)は、是非お手伝いをお願いしたい。←引っ越しボラの説明と状況確認をし、対応を考える。〈子供さんが1人で歩いて作業所に行かれるのを、いつも見ている近所の方達は「自分も頑張らないけないと勇気づけられる」と言われていた。〉(78歳、2人暮らし、担当:八木、藤村)
- 骨折してから歩きにくい。仮設内を歩くのなら不自由はないが、外を歩くまでの勇気がない。ネコが8匹いるので誰かにもらって欲しい。←猫の情報誌に投稿し、里親探しをするアイデアを伝えると共にその資料を渡す。〈出来るだけ早く、また来て欲しいと言っておられた。〉(66歳、2人暮らし、担当:八木、藤村)
- 震災で勤めていたゴム工場が潰れ、働く所がない。毎日、テレビを見ている生活。何か働き口があれば良いが。←次回訪問の際、雇用の資料を渡す。〈ボランティアに参加してみたいとのお話でした。←週末ボランティアの資料を渡す。〉(67歳男性、?人暮らし、担当:八木、藤村)
- 土地はあるが、商業地域。もう年なので再建する能力がない。姫路の仮設にいたが仕事がなく、神戸に戻ったがやはり仕事はなかった。土地を貸している金で生活している(20万程)。その為公営にも当選しにくい。行政から「それで当たらなかったら、自分で探すしかない」と言われている。そう言われても当てはないし…当たってもらわんと困る。(57歳女性、一人暮らし、担当:白岩、長船)
- 仮設に入ってから病気続き。夫はガンで手術をし、現在療養中。私も白内障やのどにポリープが出来、いい事がない。でも震災前に住んでいた家主さんが、再建したアパートに戻ってくるよう言ってくれた。近くには娘の家や病院があり、10月が待ち遠しい。(担当者のコメント:外は暑いだろうと言われ、部屋の中(玄関口)に入れてもらったが、家の中も暑かった。)(?歳、2人暮らし、担当:原田、井上)
- 母(97歳)は動脈瘤で、入退院の繰り返し。連日暑さが厳しいので、また入院するかもしれない。あと1年はここにいる。待つのは長いけど、先の目途が立ったから……。(57歳、2人暮らし、担当:白岩、長船)
- 眠れないので眠剤を飲んでいる。神経内科にも通院しているが、この事を言うと奇異の目で見られるのが辛い。洗濯機の水道を出しっ放しにされ、水道代が6000円かかった月もあった。誰がこんな事するんやろ……。来年7月入居予定。(69歳女性、一人暮らし、担当:上野、矢萩)
- 公営に当たりはしたが、いいやら悪いやら。仮設で仲良くしていた皆と別れるのは寂しい。8月転居予定。〈公営の方にも訪問してよろしいですかとお聞きしたところ快諾を頂き、移転先住所をお聞きした(西区内)。近所のダンスの先生(87歳、一人暮らし)が、昨年倒れられ、現在は淡路島の老人ホームにおられるとの事。昨日こちらに来られたので、皆でお別れ会をしたが、回復され元気な様子だったと伝えて下さった。〉(63歳女性、一人暮らし、担当:上野、矢萩)
- 人は"言葉にして言う事"、"お腹の中で思う事"、"行動"がちぐはぐやから、よう分からへんわ……。若い時にたくさんの思い出を作っておいた方がいい。病気等で動けなくなった時、その思い出が大切になってくるから……。(担当者のコメント:「体に投資しとけよ。体は財産だから…金はなくても体が丈夫なら何とかなる」。22〜55歳頃までほとんど病気ばかりしていた体験からくる言葉に重みを感じた。)(75歳、2人暮らし、担当:上野、矢萩)
- 今回も落選。不安で、夜も落ち着いて寝られない。自分はペースメーカー入れてるし(障害1級)、高齢者の一人住まいだ。(74歳女性、一人暮らし、本人自筆)
〈エアコンのフィルターを3年間洗っていないとの事で、洗浄し操作方法を説明した。ビデオの時刻合わせもする。〉(担当:赤西、矢野)
- ここも入居から3年が過ぎ、いい加減ガタがきている。天井の隅が欠けて落ちてきたり、熱でトタン板が膨張して大きな音を立てる。また、ミシミシきしむ音もする。〈上がり込んで話してる最中にも「ドン!」という大きな音がしていた〉(64歳、2人暮らし、担当:猪上、杉谷)
- 〈酸素吸入器をつけておられた。〉買い物や病院への送迎ボランティアが来てくれていたが、最近は音沙汰なし。病院からは、炊事・洗濯・買い物など人に頼んだ方がいいと言われているが……。←再度訪問し、状況を確認後、必要であれば区役所へ問い合わせをし、対応してもらう予定。(?歳女性、一人暮らし、担当:赤西、矢野)
- 脳梗塞で長患いだったが、お互いに支え合ってきた妻が…2月に死去。身寄りがなく寂しい。長年妻の介護をしていたので、ある程度の事は出来る。今は何とか元気にしてます。(76歳男性、一人暮らし、担当:赤西、矢野)
- 今回も落選。体調もあまりすぐれず、昨年は2回入院した。毎月主婦ボランティアの訪問があり、「買い物とか行ってあげますよ」と声を掛けてくれるが、断っている。(72歳女性、一人暮らし、担当:赤西、矢野)
- ここに来たのは震災の年の5月13日。カギを渡されたのは5月10日。忘れません!。ホンマにえらい目にあった。昭和19年に愛知(弥富)で地震にあっているが、その時よりも遙かに大きな地震だった。空襲や神戸の山津波にもあってるけど、これほど大きな災害は初めてだ。10月に転居予定。市街地(地元)をあきらめたので、何とかなりました。(69歳、2人暮らし、担当:猪上、杉谷)
- 勤めていた会社(鉄工所)が倒産し、職探しをしている最中に震災にあった。景気が悪いので、現在に至るまで仕事が見つからない。預金と母親の年金で暮らしているが、来年2月転居予定の家賃が心配だ。母親(82歳)は病院通いをしているが、動けるので大丈夫。(担当者のコメント:職人タイプの人なので、いい仕事があればいいなあと思います。不景気な話ばかりで盛り上がってしまいました。半分あきらめの心境のようなので、何とか働く気力を出して欲しいと思った。)(52歳、2人暮らし、担当:猪上、杉谷)
- 市街地の公営に当選したが、来年3月完成予定。いつ入れるんやろか?。何回も引っ越しするのはしんどいなー。ここの仮設は10月頃出ていく者が多い。残される者の心境は『島流しにあった者が、御赦免船(不定期に江戸から来る許しの迎え船)に乗れず、すがる思いをこらえ、船を見送るようだ』。公営に当選したからと大げさに喜んだりするのは良くない。また、マスコミや訪問者が大げさに喜んだり、拍手をしたりするのも良くないと思う。(71歳、2人暮らし、担当:赤西、矢野)
- 夫は震災後、病気がち。私は仮設間移転で体調を崩しています。前の仮設に比べて暑い。風がきつい。(担当者のコメント:隣の方と2人で「疲れたなー」と言われていました。でも、知り合いがそばにいる事で、心強い事が見ていて分かりました。今後の公営住宅では、見知らぬ方ばかりで精神的にも、体力面でも大変だと感じました。)(71歳、2人暮らし、担当:清重(智)、林)
- 去年12月、胃を全部摘出。腸管と食道を直結した為、食事がごく少量となり、体力の回復が困難です。術後経過は良好であったが、2月末頃より腹水が腸・下肢全般にたまりだした。今は毎週腹水吸引、点滴の為通院中です。立ち上がる時も横から…歩行は非常に困難で困っている。何しろ年齢が年齢なので……。妻も年来の心臓病・他諸病の為、健康状態が思わしくないが、2人で何とか生活しています。西区の公営に10月転居予定。だが2人とも全く体力がないので、移転時の荷物搬出・搬入・運送をボランティアの方達にお願い出来ないでしょうか?(有料で結構です)。←引っ越しボランティアの説明と状況確認をし、対応を考える。移転先にもボランティア訪問を希望します。(81歳、2人暮らし、本人自筆)
〈息子さんが車でおかずを持って来ておられた。〉(担当:中野、新井)
- 現在、年金8万円で生活。これでもギリギリ。いっそ福祉もらってる方がまし。住宅も優先、医療費もタダだし……。←生活保護の資料を持っていき、説明をする。(70代女性、一人暮らし、担当:亀井、西)
7月11日
- 警備会社に勤めて2年半だが、若い人が多く、時給も男女差がないので気に入っている。建設現場の警備でしんどいが、何とか頑張っている。しかし、息子2人(土木作業員)は不景気で仕事が余りない。公営の入居予定は来年8月。転居するときは、おばの家にいる母(目がほとんど見えず、足も悪い)を呼んで、一緒に住むつもり。(64歳、3人暮らし、担当:佐沢、原田、矢萩)
- 待って待って待って…待ち遠しいくらい待って、やっと公営に当たって、やれやれ。(67歳女性、一人暮らし、担当:小林、遠山)
- 以前、福祉を受けながら酒を飲み暴れる者が数人いて、ここに住んでいる皆が迷惑していた。どれだけ悩まされたか……。もう早く出たい。一部の悪質な人間のせいで、仮設全体の評価が下がっているのではないか……。(72歳、2人暮らし、担当:遠山、小林)
- これだけは言いたい。一人暮らしで身寄りもなくこんな年なのに…自分は住宅がなかなか当たらず、元気で若く福祉に頼っている人が市街地の公営(当選確率が低い所)にスッと決まっていた。腹が立つ。来年1月の転居予定地は、倉庫や工場ばかりなので不便だと思う。ましてや9階だし…不安だ。←ヘルパーの資料と引っ越しボラの資料を渡す。〈転居地の事を心配されていたので、「見晴らしもいい・風も通る・蚊も出ないし、いい事ありますよ…」と励ますと、少しホッとされたご様子でした。〉(82歳女性、一人暮らし、担当:遠山、小林)
- 民間アパートを借りて、引っ越す予定。全壊だが、年金の他に収入があり、復興住宅に入居出来ない。この年までまじめに働いてきて、その結果として得ている収入なのに腹が立つ。住宅に関してだけでも被災者は、一律にして欲しい。家賃は収入に応じて差があるのは当然だと思うが、入居させて欲しい。民間アパートも家賃補助が出るらしいが、手続きしてみないと何とも言えない。(69歳、2人暮らし、担当:小林、遠山)
- 10月に公営入居が決まっているが、以前の所が民間地の為閉鎖されるので、移転してきた。ここはものすごく暑い。むーっとする。朝炊いたご飯が夕方には腐っていて捨てる。造船関係の仕事で、日本全国いろいろな所を巡ったが、最近は仕事がない。(62歳男性、一人暮らし、担当:小林、遠山)
- 大人4人、子供1人で生活されているので、もう一部屋使えるように交渉を勧めた。しかし、以前市に荷物置き場にと一部屋頼んだところ断られたので、もう話すのも嫌と言われていた。公営は決まっているが、入居予定は2年先との事。(69歳、5人暮らし、担当:遠山、小林)
- 尼崎に勤めている(通勤に1時間半)ので、公営も勤め先に近い所に行きたいが、なかなか当たらない。震災時、子供がまだ10ヶ月だったので実家においてもらったが、その為仮設入居が遅くなってしまった。その子も3歳を過ぎ、公営の当選率がますます不利になっていく……。(?歳、3人暮らし、担当:白岩、井上)
- 今年の4月、肺の手術(水が溜まる)で20日程入院した。入院希望者が多い為、抜糸しない状態で退院させられたが、今もまだ痛むので、毎日座薬を使用している。自営業だったので年金がなく、仕事も去年3月頃からなかった。生活保護の申請を今年6月にして、給付される見込み(申請の仕方が分からなかった)。それまでは友達に借金をして、食いつないでいた。体が良くなれば、少し働きたい。公営には9月転居予定。(60代男性、一人暮らし、担当:白岩、井上)
- 内臓が悪く、2週間に一度通院する。子供が交代で訪ねてくれる。家がなかなか当たらない。(87歳男性、一人暮らし、担当:毛綱、武内)
- 家が当たらない事や体調不安が悩みの種。家族との交流はある。←エアコンの掃除と調整を行った。(76歳女性、一人暮らし、担当:毛綱、武内)
- 住宅を早く当てて欲しいです。(72歳、2人暮らし、本人自筆)
とにかく当たらない。3次募集からは、ずっと西区を申し込んでいるのに、どうして当たらないのか?。申込書の書き方が悪いのか…神経が参ってしまう。主人も心臓が悪いので、余計悪化するのではと心配だ。7月10日頃再募集があると聞いているが……。最近腸を悪くし、40日間入院した。糖尿にもなっている。2人とも病気だし、家も当たらず、何の楽しみもない。年金生活、医療費は福祉から扶助を受けている。(担当:佐沢、矢萩)
- 平成8年、長年介護してきた母(108歳)が亡くなった。最後まで歩けたが、介護は結構大変だった。最近はご近所の方をお世話している。公営はまだ未定。仮設に入って4年になるが、初めてボランティアの人と話をした。(60代女性、一人暮らし、担当:佐沢、矢萩)
- 腰が悪く、耳が遠い。だが買い物や食事の支度は一人でしている。月に2回、静岡からボランティアが来てくれる。公営に当選。(84歳、一人暮らし、担当:川口(千)、藤村)
- 7月に転居予定。交通の便は悪いが、やむを得ない。←転居後の訪問について了承していただき、住所をお聞きした。(75歳、2人暮らし、担当:矢萩、佐沢)
- 血圧が200もあって、医者が驚いている。これからの事をあれこれ考えたら眠れない。そこへ空き部屋になっているはずの隣から、木槌で叩いているような音がする。市に相談したが「鍵は返してもらってるし、誰もいないから大丈夫」と言われた。あちこちすき間が出来て、風が通ると変な音がするし…眠れない。公営は当たっていない。今日はいろいろ話を聞いてもらったので、少しは気が楽になった。(65歳女性、一人暮らし、担当:川口、小田)
- 妻は高血圧から糖尿・左半身不随となり、痴呆症状も出てきている(仮設に来てひどくなった)。24時間目が話せない。ストレスから来る飲酒と介護疲れで、肝臓を悪くしてしまった。この頃はショートステイに2週間毎に行ってもらっている。訪問看護や福祉の人も手助けしてくれるので、もう一度自分の体を治して、また2人で暮らしたい。子供もいないし、今まで2人でやってきたのだから……。転居したら、ベッドや電動車椅子を利用し、介護を楽に出来るようにしようと思う。(66歳、2人暮らし、担当:川口、小田)
7月18日
- 来年6月公営へ入居予定。先日、仮設住宅入居延長の発表があり、安心した。これで放り出されずに済む。(60代、?人暮らし、担当:長船、松宮、赤松)
- 仮設では部屋が狭くなった分、プライバシーがなくなり、苦労している(家族でケンカが増えた)。早く公営に当たって欲しいが、メドが立っていない。(20代、2人暮らし、担当:長船、松宮、赤松)
- 9月に公営へ移転が決まり、安心している。「夫が亡くなったり仮設では嫌な事ばかりだったが、心機一転し新居では自分のペースで生活していきたい」との事。〈私達がボランティアである事を言うと、仮設での辛い生活を振り返るように話し始めた。〉(57歳女性、一人暮らし、担当:清重(智)、川北、矢野)
- 古い文化住宅の1階に住んでいたが、震災時山歩きをしていたので命拾いした。仮設にいると気が滅入るので、今でも六甲山へ登山に行く。だが最近食欲がなく、寝ていると胸が苦しい(検査を受け、結果を待っている)。公営に当選。店舗付き住宅なので便利だ。だが引っ越し費用はかかるし、生活再建支援金がもらえるのか、仮設にいつまでいられるのか分からない等々、不安だらけ……。再来年(平成12年5月)の公営入居は、今日初めて気がついた。←当選しているのでもらえます。確認のハガキが来る旨伝える。(73歳男性、一人暮らし、担当:佐沢、亀井、小林)
- 元の場所に土地はあるが、金がないので家が建てられない。ましてやその地区は傾斜地が多く、住民で土地改良してから市に譲渡するしかない。肺気腫で通院中。10月公営へ入居予定。〈訪問しても良いか訪ねたら「来てもいいよ」との事。〉(61歳男性、一人暮らし、担当:亀井、佐沢、小林)
- 夫はガンを患っている(別居中)。私も娘も借金があり、生活保護を受けている。膝・心臓が悪く・高血圧・ストレスがたまっている。クヨクヨしても仕方がない、人に頼らず自分で解決しないと。本当に困った時に人は助けてくれないから。10月公営へ入居予定。(担当者のコメント:明るくたくましく生きておられる姿に感心した。)(60代、2人暮らし、担当:原田、井内、武内)
- 今でも物音がすると地震かと思い、ビクッとする。公営入居(来年5月)に保証人が必要だが、市内に知人がいないので悩んでいる。←保証人なしでも大丈夫です。当選通知に書いてある電話番号に連絡し、必要書類を聞くように再訪時伝える。(60代、2人暮らし、担当:原田、井内、武内)
- 前住んでいた家は半壊なのに、家主に「全壊や」と言われ追い出された。友人の仮設に一緒に住まわせてもらったが、彼が住宅に当たったので、この仮設に来た。去年暮れから無職。(48歳、一人暮らし、担当:小川、堀、小田)
- 地震後すぐ中学校に避難し、その後湊川公園で浮浪者生活をしていた。去年ようやく仮設に入居した。クーラーをかけると電気代がかかるので、昼間は暑さを我慢している。(担当者のコメント:一見恐そうな人だったが、話をすると人の良さが感じられた。また「こんなにじっくり話を聞いてくれたのは、生まれて初めてだ」と感謝された。)(58歳男性、一人暮らし、担当:西、嶋田、藤村)
- 子供は横浜に住んでおり、ほとんどここに来ることはない。耳が聞こえにくく、心臓が悪い。買い物や身の回りの事は自分で行っている。〈手・足がむくんでいて、言葉と言葉の間でかなり苦しそうに息をされていた。心臓も悪いという事なので要注意。〉(83歳女性、一人暮らし、担当:西、嶋田、藤村)
- まだ住宅は決まっていない。いくら申し込んでも当たらないので疲れた。西区ばかり申し込んでいるのだが……。〈震災後、いろんなボランティアの人達にお世話になった。特に街頭で募金をしてくれた子供の姿が忘れられないと涙されていました。〉(担当者のコメント:「感謝の気持ちを絶対忘れない」とキッパリ言われ、私達の方が感銘を受けました。)(67歳女性、一人暮らし、担当:小川、堀、小田)
- ムチ打ちの為、首や足に痛みがあるが、何とか大丈夫。〈歩き方が脳梗塞の方のようで、危なく見える。〉市から個別の公営案内は来ているが、なかなかいい所がない。地元(市街地)を希望。〈余り話したくなさそうだったので、早目に切り上げたが、他を訪問中に「台風の時アンテナが倒れるのでは…修理して欲しい」と言われた。屋根に上がり、支えている針金の補修・アンテナ位置調整を行った。針金がかなり痛んでいたので、県住宅供給公社の電話番号を伝え、取り替えてもらうよう勧めた。〉(61歳男性、一人暮らし、担当:中野、瀬戸、矢萩)
- 今後共、抜本的な支援が欲しい。もっとお金が欲しい。医者代が高くつく。消費税が重荷。せめて3%にして欲しい。生活が苦しい。(73歳女性、一人暮らし、本人自筆)
来年5月に転居予定。耳が遠く、骨粗鬆症。日々転ばないよう気をつけている。(担当:中澤、岩崎、小林(好))
- 震災の時、右半身(鎖骨・肋骨・腰部圧迫・脛部)を骨折、9ヶ月入院していた。1階の端部屋に住んでいたので、外壁と梁に挟まれた。私は助かったが、反対の端部屋の方は2階部分に押し潰され、亡くなった。後遺症で正座が出来ず、椅子がないと座れない。寒い日・梅雨時になると痛む(障害4級)。来年11月公営入居予定。(担当者のコメント:震災で倒壊したご自宅の写真を見せて頂き、身につまされる思いだった。)(65歳女性、一人暮らし、担当:中野、瀬戸、矢萩)
- 住宅の特別斡旋申込書が来ているが、よく分からないので記入・投函して欲しい。←シルバーハウジングで市場に近く、エレベーターのある3カ所を記入し、後日投函すると約束した。〈水道代の督促状が来ているが、無視している(最初から契約していないらしい)。息子が2人いるが、交流はないとの事。スーパーの袋やトレイを大量に集めている。トイレが汚れており、天井には缶コーヒーを温めていて破裂したときのシミがついていた。〉(担当者のコメント:行政がしっかり面倒見て欲しいと思った。)(81歳男性、一人暮らし、担当:中野、瀬戸、矢萩)
- 身内がいないので、一人で呑気に暮らしている。80歳になるまで働いていたが、今は福祉を受けている。昔、受ける事は恥ずかしいと思っていたので、自分が受ける身になるとは思わなかった。今は家賃がいらないが、公営に入居後が心配だ。当選したが通知書も見あたらず、いつ入居かも分からない。←福祉を受けている場合、家賃補助が出るので、福祉事務所に相談するよう再訪時、伝える。(86歳女性、一人暮らし、担当:原田、井上、武内)
- 公営に入ったら、寂しいので…不安です。ボランティアが全然来てくれない。愚痴だけ聞いても何も変わらない。役所まで一緒に行って手続きしてくれるボランティアが必要。←被災者連絡会や週ボラの活動内容を説明し、生活保護関連の付き添いは出来ますと返答した。(78歳男性、一人暮らし、担当:清重(智)、川北、矢野)
- 前回…引っ越しを手伝って欲しい。
再度お話を伺うと8月に転居予定だが、小物をダンボールに詰め込む手伝いをして欲しいとの事です。引っ越し用のダンボール空き箱は20箱程用意されていました。←次週人手を確保して、その時詰め込める物だけでもお手伝いする。(70代女性、一人暮らし、担当:瀬戸、中野) - 前回…高齢者の一人暮らし
〈引っ越しをどのようにされるか確認に伺った。〉静岡のボランティアに世話になってれた。避難所から仮設への引っ越しや、今度入居する公営の下見にも連れて行ってくれた。たぶん公営への引っ越し作業もしてくれると思う。夫や子供と死別し兄弟もなく、天涯孤独で寂しい。ここも空き家が増えたので、とにかく早くここを出たい。(84歳女性、一人暮らし、担当:中澤、矢萩)
- どこも大変なので、家賃無料でここに住まわせてもらっているだけで、私達は幸せです。ただ夫と息子は鉄鋼関係の仕事をしており、月に10日程しか働けないので、先行きが心配です。まして嫁が妊娠しているので、経済的に大変です。(60代、2人暮らし、担当:松宮、赤松)
- 前回訪問…引っ越しを手伝って欲しい。転居後の家賃が心配。
引っ越しボランティアの資料を渡す。転居後の家賃について説明したが、5年後震災減免措置が終了した時のはっきりした家賃金額を知りたがっていた。←ご高齢で行政との対応もおぼつかないと言われるので、納税番号をお聞きし、私が調べる事にした。(82歳、2人暮らし、担当:立花、白岩) - 前回訪問…年金8万円。これでもギリギリ。
生活保護の書類を持参し、受給する事によって、医療補助や家賃補助がある事を説明した。子供さんと相談されるとの事。(70代女性、一人暮らし、担当:立花、白岩)
7月25日
- 〈婚約者が留守番をされており、本人は出勤中〉。垂水区の公営住宅に当たった。しかし空き家があるのに、入居日程の連絡がまだない。入居日に合わせ、結婚式の日取りを決めたいのに……。←神戸市営住宅募集係(392−2381)に相談する事を勧める〈1.いつ申し込んだか 2.公営住宅名 3.申込者氏名・住所…募集時 4.入居時期を伝える必要有り〉。(?歳男性、一人暮らし、担当:瀬戸、山本(由)、矢野、樫尾)
- 来年3月にマンション完成予定。全焼した家(28世帯)が寄り集まってマンションを建設する事になったものの、なかなか話し合いがうまくいかず大変だった(35年ローン)。「戦争では皆平等であったが、震災では被災した者としなかった者との間に不平等がある」という人がいるが、このようにいろんな援助を頂いているので、戦争に比べれば幸せだと思う。(74歳、2人暮らし、担当:瀬戸、山本(由)、矢野、樫尾)
- 前回訪問…足が痛くて辛い。寝るとき疼くし、あちこち動けない。
公営住宅当たらず。足は手術すれば治るとの事だが、怖くて手術を拒否。しかし最近指先も痛み出し、お風呂で体が洗えない。月・水・金とヘルパーさんに買い物と調理をお願いして、大変助かっている。週に一度の通院は近所に住む姉(75歳)が付き添ってくれるので、それが楽しみ(姉は足腰達者)。(73歳女性、一人暮らし、担当:瀬戸、山本(由)、矢野、樫尾)
- 前回訪問…弱視・難聴(補聴器使用、障害2級)。情報を教えてくれた人達が転居していき、これからどうしてゆけばいいのか?。シルバーハイツは落選。
補聴器を付けておられるが、電話が鳴っても聞こえない事が多いので、フラッシュ式に替えている。息子は結婚して、仮設を出ていった。〈本当は、息子さんの世話になりたいようだ。〉目・耳が不自由な者にとって、隣近所が空き家になってしまった仮設で暮らすのは不安が大きい。(64歳女性、一人暮らし、担当:瀬戸、山本(由)、矢野、樫尾) - 前回訪問…なかなか公営に当たらない。パートに行っている。
一人住まいだから、いろいろ不安はあるが、週ボラとコンタクトを取りながら頑張ります。公営に当選したら、住所を知らせます。←「かみひこうき」の用紙を改めて渡した。(65歳女性、一人暮らし、担当:白岩)
- 前回訪問…年金8万円。生活保護の書類を持参し、医療補助や家賃補助がある事を説明した。子供さんと相談されるとの事。
生活保護を申請したいが、田舎に土地があるのでダメだ。それを処分したくても出来ず……。この状態でもし公営に当たったら、生活していく事が出来ない。とても不安だ。←被災者連絡会に訪問依頼をした。(70代女性、一人暮らし、担当:西、井上)
- 前回訪問…ネコが8匹いて、誰かにもらって欲しい。また出来るだけ早く来て欲しい。
結婚をしたが子供が出来なかったので、猫には産ませてやりたいと思い…今では10匹にもなってしまった。←里親募集の資料を渡した。弟が自分を頼って一緒に住んでいるが、風呂から出ても着替える場所がない等…本当は一緒に住みたくない(公営も一緒に住む予定)。(66歳、2人暮らし、担当:赤西、渋谷、柳田)
- 前回訪問…妻‥糖尿病で右足を切断。ペースメーカーを入れている。週に5日、子供が病院へ連れて行ってくれる。10月転居予定。
手術から1年経過したが、腎臓も悪化し人工透析の必要があるかもしれない。病院に連れて行ってくれる娘も糖尿病になっており、あまり無理させられない。夫は腰痛に耐え、生活を支える為仕事に行っている。(担当者のコメント:偶然、1年ぶりの訪問となったが、以前に比べ病状が悪化しているのに驚いた。少しでも快方に向かってくれればと思う。) (68歳、2人暮らし、担当:西畑、堀、山本)
- 前回訪問…脳梗塞で長患いだったが、お互い支え合ってきた妻を2月に亡くした。寂しい。
公営に当選しているが、仮当選の状態で5ヶ月以上も市から連絡がない。不安だ…調べて欲しい。←住宅募集係に電話し御本人の不安を伝えたところ、直接御本人へ入居時期など詳しい事や安心して下さいという旨を伝えてくれた。(76歳男性、一人暮らし、担当:西畑、堀、山本)
- 前回訪問…夫‥胃を摘出後、食が細くなり体力回復が困難。手術経過が良くない。10月転居予定だが、2人とも体力がないので手伝って欲しい。
7月11日に夫が亡くなった。再入院して3日目だった。シルバー住宅に入居予定だったが、とても一人では行けない。ここにいられるだけいたい(いずれは息子の家に世話になると思う…)のだが、どうなるか分からない。心臓が弱いので、夏は息苦しい。また、耳が遠く、ドアホンや電話も聞こえない(補聴器を買ったが、不調で使えない)。←ベルボックス、ケアラインの申込みと福祉事務所へ相談する事を勧めた。(76歳男性、一人暮らし、担当:高木、小林)
- リューマチで両膝が悪く座れない。血圧高く、耳も悪い。夫は肝臓が悪い。それを押して日雇いの仕事に行っていたが、今では月に4〜5日しか仕事がない。貯金もなく、病院に行けない。生活費は娘や知り合いに借りているが、それも限界。←生活保護のチラシを渡し説明したが、再度被災者連絡会から話をしてもらう予定。公営はまだ当たっていない。(48歳、2人暮らし、担当:西畑、堀、山本)
- 足が悪く、長く立っていられない(週2回通院)。ホームヘルパーが週2回来てくれる。住宅は何回申し込んでも当たらない。(担当者のコメント:足がむくんでいて、かなり悪いようだった。身の回りの事は自分でされていると言うが、高齢なので心配だ。公営に当たらないので思い詰めている様子。)(86歳男性、一人暮らし、担当:早田、塩原、藤村)
- 夫はアルバイトで清掃の仕事に行っているが、会社から辞めるように言われている。年寄りはあかんのやろか!。仮設に来てから空気がいいので気に入っているが、周囲の仮設を見る目は冷たい。「同じ市民なのに」と思うと腹が立つ。11月に公営へ転居予定。今日は話を聞いてくれて嬉しかった。私はなるべく他人に震災の事を話すようにしている。また来て欲しい。(70歳、2人暮らし、担当:高木、留木、小林)
- 公営は須磨に申し込んだが当たらなかった。先日市の人が来て「須磨は当たりにくいよ。長田に家賃半額補助で手頃な単身者向けがあるから」と勧められた〈公営移転前の民間賃貸一時入居の事か?〉。でも知らない所は嫌だ。(84歳女性、一人暮らし、担当:高木、留木、小林)
- 30代で左半身不随になったが、今は回復して動けるようになった。でも、時々自律神経失調症でクラッとなる事も。昨年から「被災地しごと開発事業」に月10日ほど行き、ゴミ回収の仕事をしている。来年、公営へ転居予定。(担当者のコメント:口は達者で、言いたい事があれば行政に掛け合う。「若いもんがもっと頑張らないと」と言っておられた。)(50代女性、一人暮らし、担当:柳田、矢萩)
- 真っ直ぐに歩けないので、外では側溝の近くなど歩かないよう気を付けているが、家の中でコケる事も。月1回リハビリに行く。医者によると脳から来ているようだ。〈ケアライン等勧めようと思ったが、電話前に娘さんの連絡先を控えており、また隣のご夫婦や娘さんがよく見ておられるようなので、それ以上勧めなかった〉。来年3月公営へ入居予定。駅に近く、買い物も便利そうなので楽しみにしている。(82歳女性、一人暮らし、担当:柳田、矢萩)
- 来年8月公営へ入居予定。だが来年3月頃には、ここの住民はほとんどいなくなるので、仮設統廃合でどこかに"仮住まい"させられるのではと心配。あと2回も引っ越すのは、80歳の年寄りにはシンドイ!!。(80歳、?人暮らし、担当:赤西、渋谷)
- いろいろチラシを入れてくれるのは有り難いが、大正生まれの韓国人なので、ひらがなしか読めない。また行政の情報などどうなっているのか、分からない。(担当者のコメント:行政関係・住宅関係で、ハングルの説明書はないだろうか?(漢字よりは読めるとの事))。(74歳女性、一人暮らし、担当:赤西、渋谷)
- 前回訪問…8月に転居予定なので、小物をダンボールに詰め込む手伝いをして欲しい。
お手伝いの為訪問すると、引っ越し予定は8月末で、詰め込み作業はまだしないとの事。再度引っ越しボラの説明と、8月末にお手伝いに伺えるか、お約束できない旨伝えた。〈相談すると、その都度すぐ対応してくれるので嬉しいと喜んでおられました。〉(70代女性、一人暮らし、担当:佐沢、林、亀井)