8月1日
- 輸血による感染でC型肝炎になり、肝臓が悪い。毎日、長田まで通院している。妻は高血圧。年金は14〜15年しか掛けてなかった為、現在なし。無収入で貯金を食いつぶしているが、それももう底をつく。〈生活保護の資料を渡し、申請するよう勧めた〉。生活保護を受けたいが、通院に必要な車(軽乗用車)を手放さなければならず困っている。←被災者連絡会に訪問依頼をした。2人共足が悪く、エレベーター設置駅周辺で、近くに市場がある(物価が安い)公営を希望しているが、なかなか当たらない。(68歳、2人暮らし、担当:土橋、猪上、長船)
- 耳が悪い(補聴器を使用している)。右手は神経痛(肩から指先まで痛む)で、お米も洗えない。以前週末ボランティアの人が、車で市長選に連れて行ってくれた事があり、うれしかった。移転しても、また来て欲しい。〈その時の新聞の切り抜きを、大切に飾っていた。また、そのメンバーの住所も大切に持っていた〉。(84歳女性、一人暮らし、担当:土橋、猪上、長船)
- 前回…隣の空き家から何かをたたく音が聞こえ、怖い。眠れない。
まだ音が続いていて、気がおかしくなる。(担当者のコメント:日頃、人と話す機会がないようです。出来れば、何度かの訪問が必要と思います。)(65歳女性、一人暮らし、担当:メシア、林、橋本)
- 前回…妻は高血圧から糖尿・半身不随となり、痴呆症状も出てきている。妻の介護疲れと肝臓を悪くした為、2週おきにショートステイへ行ってもらっている。
現在、妻にショートステイへ1ヶ月ほど行ってもらっている。酒を完全に止める事が出来、調子が良くなってきた。〈元気そうでした〉。 (66歳、2人暮らし、担当:メシア、林、橋本)
- 前回…父の名前で申し込んだ(単身)公営が当選した。同居出来るだろうか?。
〈同居について、収入基準が父・息子合算してオーバーしてなければ大丈夫ですと説明した。8月3日に入居説明会があるので確認してみるとの事〉。父(72歳)は脳梗塞で倒れ(今度で3回目)、入院中。退院許可は出たが、今の季節仮設に戻ってきて再発されても困るので、しばらく入院していてもらうつもり。自分では大丈夫と言っているが、一人では放っとかれんし……。今の父を考えると、来年7月入居まで仮設にいられない。〈公営入居待機者支援制度(公営に移るまでの民間賃貸住宅入居に補助金が出る)の資料をお渡ししたが、「希望の民間に行けるのか?」の問い。県住宅供給公社(326−7494)に相談するよう勧めた。←希望の民間に行けます〉。昨年まで不動産の仕事(自営)をしていたが、倒産した。知人の紹介で、建設作業員(臨時)になったが、ヘルニアになってしまい仕事が出来なくなった。「被災地しごと開発事業」で働きたいが、罹災証明がないとダメなようだ(罹災証明持参と書いてある)。〈案内に記載された問い合わせ先に確認するよう勧めた。生活保護の書類もお渡しした。←罹災証明が必要です。被災者連絡会に訪問依頼をした〉。親父は最近「75万円もらえる」と隣のベッドの人とそんな話ばかりしているようや……。恒久住宅で落ち着いて、金もらうまでは死ねんようや…〈と笑っておられた〉。(41歳男性、一人暮らし、担当:小県、山本(紀)、矢萩) - 前回…平成12年5月入居だが、支援金はもらえるのか不安。
〈公営に当選したか確認のハガキが全戸一斉に届きます。入居予定を書き込み返信すれば、転居時期に書類が届きますと説明をした。8月5日に公営の説明会があるので確認してみるとの事〉。震災前に大腸にポリープができ切除。それ以来、夏は調子が悪くなる。年寄りの一人暮らしは、話し相手もおらへんし…あきらめている。来年3月に、この仮設がつぶされるかもしれんと聞いたが、また引っ越さなあかんのか…不安や。(73歳男性、一人暮らし、担当:小県、矢萩、山本(紀))
- 前回…公営に入居後、訪問されても良いとの事。息子さんは長距離トラックの運転手で、ほとんど家にいない。
息子は最近仕事が少なく、仮設に10日間いた事もあった。収入は不安定(正社員でない為)。(72歳、2人暮らし、担当:小県、山本(紀)、矢萩) - 前回…高齢者の一人暮らし。
骨粗鬆症で毎日病院通い。「長生きが大切」なんて言わないで欲しい。公営が決まったのはうれしいが、仮設にやっと慣れたのに……。独り身なので、引っ越しが大変。〈引っ越しボラの資料を渡す〉。(78歳女性、一人暮らし、担当:西、竹田、山中)
- 前回…手や足がむくんでいる。言葉と言葉の間でかなり苦しそうに息をされていた。心臓も悪いという事なので要注意。
血圧が上がっていたが、今は下がっている。3〜5月まで息子の所にいたが、やっぱり神戸がいい。公営は来年5月転居予定。昔住んでいた近くで、甥や姪がいる。〈保健婦さんは良く回ってきてくれる。ヘルパーは今のところ必要ないとの事。引っ越しサービスの資料を渡した〉。(83歳女性、一人暮らし、担当:赤西、赤松、堀) - 前回…高齢者の一人暮らし。
今月引越予定だが、その費用がない。〈転宅資金貸付制度を勧めた〉。4年間飼っていた猫が最近いなくなり、精神的に参っている。(75歳女性、一人暮らし、担当:矢野、白倉、佐々木)
- 前回…高齢者の一人暮らし。身内がいない。転居後の家賃が心配。福祉を受けている。
〈引っ越しや家賃の事等について、福祉事務所に相談するよう勧めた。全て民生委員に任せている(書類も持っている)ので、電話してみると言われていた〉。胃腸・耳とも大丈夫。何でも自分で出来る。貧乏やけど気楽やわ。(86歳女性、一人暮らし、担当:矢萩、山本(紀)、小県)
- 隣の方は「年をとっているので長田以外は行けず、他は申し込んでいない」と言われている。まだ当たっていない。今までお世話してきたが、私も8月に転居予定です。その後、どうされるのか心配です。(?歳、?人暮らし、担当:メシア、林、橋本)
- 前回…人工骨を入れているので、立ち上がりにくい。足を去年骨折。公営に外れ、精神的に落ち込んでいる。
骨折は完全に治らないが、通院は終わりそう。元住んでいた所ばかり申し込むので当たらないんやろね。(担当者のコメント:「私は運が悪いから」なんて言いながらも、前向きに頑張っておられる姿が印象的でした。)(?歳女性、?人暮らし、担当:メシア、林、橋本) - 前回…福祉を受けている。
30年前に背中(脊髄)と足を痛めた。「被災地しごと開発事業」に、10日(1ヶ月)程行く事になった。困っているのは、話し相手がいない事。先日、心のケアセンターに電話すると、訪問もしてくれた。(担当者のコメント:普段話し相手がおられないとの事だが、仕事に行く事で話し相手が出来、気晴らしが出来ればと思った。)(59歳男性、一人暮らし、担当:矢萩、小県、山本(紀))
8月8日
- 雑草が多いので草抜きを3月から始めたが、今月までかかってしまった。それでも夕方になると蚊が多く、外に出られない。仮設に来てから病院通い(遠い)が続き、精神的・肉体的にボロボロ…。『普通の生活をするのが夢』だが、公営はいまだ当たらない。先日、生活支援金(仮設居住者には支給されない)の件で座り込みに行った時、「支援金もらえないまま、仮設で死んだらどないすんねん」と抗議の声が県職員に上がったところ、「死んだら仕方がない」との答え。これが人間の言う事か!。今度の震災でいろいろな人に出会い、教えられた事が多い。それが自分にとっての財産・宝物になっている。(67歳女性、一人暮らし、担当:川口、祝、矢萩)
- 支援金下りるのが私の場合75万円と聞いていますが、本当でしょうか?。出ますでしょうか?。←再訪問をし、資料にて説明する予定。私も年ですから健康ではありません。腎臓の持病がありますし、一人暮らしなので、自分をいたわりながら暮らしています。(81歳女性、一人暮らし、本人自筆)
被災3日後に親戚の家へ避難したが、アパートの解体に立ち会う事も出来ず、荷物もほとんど持ち出せなかった。踊りの着物がたくさんあったのだが……。その後4ヶ月の入院を経て息子夫婦と同居したが、折り合いが悪く単身で仮設へ来た。公営は10月転居予定。腎臓が悪い為、尿量が低下しているが、これ以上悪化すると、透析の可能性もあると言われた。今は塩分を控えているので落ち着いている。〈引っ越しボランティアの資料を渡す。公営への訪問依頼を受けた〉。(担当者のコメント:今日の訪問を待っておられたご様子。これまで心に溜めておられた思いを一気にお話しされていた。最後に「話をして、すっきりした」と言われたのが印象的でした。)(担当:清重(智)、小林、長沼)
- 高血圧だが、薬を飲んでいるので落ち着いている。現在、自治会の運営に携わっているが、今まで人の世話をしてきたので苦にならない。これから先もいい事があると思って生きている。公営は10月転居予定。(81歳女性、一人暮らし、担当:小野、矢野、小田)
- 心臓が悪く、1日数回は脈を計る。胆石も溜まっている。今まで、入退院の繰り返しだ。まだ公営に当たらず。(?歳女性、一人暮らし、担当:佐沢、赤西、小川)
- 息子(20代)と2人暮らし。親子とも病気。行政(おざなり)も、ボランティア(要望を言っても結果が返ってこない)にも失望し、誰も信用していない。公営は当たらず。(70代、2人暮らし、担当:川口、桜田)
- ここに来て3年になるが、今だに住宅が当たらない。特別斡旋住宅を申し込んでいるが、今度もまた当たらないと思う。どうしたものかと…途方に暮れている。(50歳男性、一人暮らし、本人自筆)
肝臓が悪く血圧も高いので、アルコール・辛い物は控えている。体の調子が悪く、仕事をしていない。福祉を受給。(担当:小野、矢野、小田)
- 住んでいたマンションは全壊。二重ローンを出来ないので、権利を公団に売った。公営は11月転居予定。(70歳男性、一人暮らし、担当:小野、矢野、小田)
- 草刈りをする人が減り(住民の減少)、雑草がすごい。その為、蚊やハチが発生して困っている(マムシが出た所もある)。また、草が生えてない所は人が住んでいると分かり、防犯上からも良くない。公営は10月転居予定。(?歳?、?人暮らし、担当:赤西、佐沢、小川)
- 身体障害者(心臓病)。最近は消化器・ヘルニアも患っており、体調は今一つだ。しかし、まだまだ若いので、生きて行くつもりである。公営は来年5月転居予定。(48歳男性、一人暮らし、担当:川口、桜田)
- 同じ敷地内に息子と自分の家(2軒)が建っていたが、全壊。今は息子家族が家を再建し、住んでいる。ここにも良く来てくれる。公営はまだ当たっていない。隣の方が引っ越しで犬を飼えなくなり、1匹は私が引き取った。しかし、残り3匹は住んでいた部屋に置きざり……。結局その世話もしている。時々様子を見に来ているようだが……。(72歳男性、一人暮らし、担当:祝、矢萩、小田)
- C型肝炎の為、週1回長田まで通院している。JRだと交通費が高いので、西神中央までバスで行き(40分)、地下鉄を利用する。ワシはヤクザの上役で、社会的にも迷惑を掛けたが、家族・親戚にも見放され、仕方のない人生だ。公営メドなし。社会に迷惑を掛けたから、後の後で構わん。〈若い頃から文学に卓見で、司馬遼太郎の作品を読みあさったとの事。史観的な文学のお話が続々と出たが、わからなかった。ご自分も原稿用紙にエッセイ(実に達筆)を書き始めておられ、ほんの少し読ませてもらったが、文章は華麗かつ修辞を凝らされていて、気韻と信念の凄さに驚きました。文学の話しに"花が咲いた"時間でした〉。(62歳男性、?人暮らし、担当:白岩)
- 変形性関節症による膝関節障害で、長く歩く事が出来ない。昨年11月、左膝に人工関節を入れる手術をし、大変痛い思い(リハビリの曲げ伸ばし)をされたようです。続いて右膝の手術もしなければならないが、住宅が当たってからにしたいと言われていた。通院に不自由しているので、診断書を添付し申し込んだが(公営は治療医に近い所を)、全くダメとの事。お隣の方が「こんなに不自由な人を、行政は何で面倒見れんのや!!」と声を大きくして言われていた。(担当者のコメント:お隣同志、仲良くされているので嬉しく思う。)(66歳男性、一人暮らし、担当:白岩)
- 前回訪問…肺の手術をしたが、今もまだ痛む。
体調がすぐれない。最近、不安になる……。精神不安定な事が多く、2週間ほど眠れない日が続いた。魔が差して…自殺してしまうような気がするので、外出していない。生活保護の申請に区役所へ行ったが、対応が悪いし、何より返答が遅い。申請日のタイミングが悪かった為、せっかくお金が下りてもそれ以前に行政から借りていたお金と相殺されてしまい、その他公共料金の支払い・病院の交通費等で、手元に残ったのはわずかだった。(65歳男性、一人暮らし、担当:小川、小林(好))
8月15日
- 4年前の交通事故で頭と腕(複雑骨折)を打ち、その後遺症が今も出る。また地震の際足を強く打った為、うまく座れなくなった。ここは捨て猫が多く、それを防ぐ為に玄関に網戸を入れた。三宮近くに住んでいて楽に暮らせると思っていたのに…年いってから、こんな事になろうとは思わなかった。11月転居予定。(83歳、2人暮らし、担当:白岩、赤松、青木)
- 胃腸が悪い。西市民病院まで通っていたが、ここから遠いので止めた。仕事も辞め(通勤が大変)、福祉を受けている。住宅はまだ当たっていない。ここは交通が不便なので、自転車を利用する人が多い。また、その盗難も多い。(60代男性、一人暮らし、担当:西、原田、武内)
- 慢性C型肝炎で、入退院の繰り返し。睡眠薬を飲んでも寝られない……。自営業をしていたが、全壊し廃業となった。今だ借金が2,000万ほど残っており…自己破産を考えている(息子・娘に迷惑を掛けられない)。いつまでも震災と言って甘える事は出来ないが、借金返済は無理。友人も酒による肝硬変で次々と死んでいる。震災直後に支援金を支給して欲しかった。この仮設に住み慣れると、孤独感と無気力を通り越え、考える事が出来なくなる。(50歳男性、一人暮らし、担当:中野、瀬戸、小野、佐沢)
- 鉄工所を経営している。震災前、5トンもある新型機械を購入した(借金)。被災時その機械が設置場所から1mほど移動し、その上に住居部分の2階が落ちた。機械が命を救ってくれ、仕事も与えてくれている。被災後、鉄工所を駒ヶ林(長田区の仮設工場地域)へ移転し、一人で操業している。公営はまだ当たっていない。(55歳、2人暮らし、担当:中野、瀬戸、小野、佐沢)
- 目下、職探し中……。それだけが問題。〈雇用・就業の資料をお渡ししたところ、真剣に読んでおられた〉。11月転居予定。(60代男性、一人暮らし、担当:赤西、永田、芳松)
- 半壊なので支援金がもらえない。←解体証明があればもらえます。再訪問をし、状況確認をする予定。公営住宅は申し込んでいない。(46歳男性、一人暮らし、担当:渋谷、竹村、藤村)
- 電気工事の会社を経営している。仕事が3ヶ月ほどなかったが、最近やっと受注が入った。こんな不況下で、仕事があるだけ有り難い。若い人達に仕事を教え込もうとすると、逃げてしまうので下手にいろいろ言えない。それで、つい細かい事などは自分でしてしまう。(61歳男性、一人暮らし、担当:赤松、青木、白岩)
- 仕事(勤務地)が大阪なので、出来るだけ市街地の住宅に移りたい。他に望む事はない。(?歳男性、一人暮らし、担当:赤西、永田、芳松)
- 3万円の交通費の内、会社からの補助は15,000円しか出ず、残り半額は自腹。隣のご主人が亡くなられ、最近は奥さんも見かけない。植木や畑をほったらかしにされているので、蚊がわいて困る。来年5月転居予定。(31歳女性、一人暮らし、担当:瀬戸、中野、小野、佐沢)
- くも膜下出血の後遺症があり、イライラすると体調が悪くなる。公営は、かつて住んでいた中央区ばかり申し込むので、当たらない。ここの生活も2年半になり…もう慣れたわ。ただおとなしく、住宅が当たるのを待つのみやね。(44歳男性、一人暮らし、担当:赤西、永田、芳松)
- 前回訪問…10月転居予定。支援金が75万と聞いていますが、本当でしょうか?。出ますでしょうか?。←状況を確認し、資料にて説明する予定。
〈罹災証明を持っているとの事なので支援金は出ますと伝える。金額については所得税・住民税が非課税との事なので、90万円(65歳以上・単身者)+30万円(被災時の住所から見て、公営住所がブロック外になる為。※ブロックは5つに分かれています)になる事を説明し、市に相談するよう勧めた。「今まで市から30万ほど支給されているが、その分を支援金から差し引かれるのか」と聞かれたので、義援金から支給された分と今回の支援金は別なので、引かれる事はないと説明した〉。支援金が出たら、今まで世話になった身内にお返しをするつもり。息子夫婦にいくら、あの人にいくらと"捕らぬ狸の皮算用"をしてます〈と笑っておられた〉。両隣・向かいが引っ越してしまい、用心が悪い。若い女性の一人暮らしの方は、寝ているところをのぞかれたとの話。物騒なので早く出たい。(81歳女性、一人暮らし、担当:川北、縣、矢萩)
- 前回訪問…今月18日に鍵渡し。飼い犬を何とかしたい。引き取り手を探している。←ペット情報誌資料(里親探し)を持っていく予定。
〈資料をお渡ししたが、友人達に頼んで資料や情報を集めているとの事〉。夫は体を悪くし定職に就いていないが、友達の紹介で時々アルバイトに行っている。公営に落ち着いたら私も仕事を探すつもり。夫婦2人だけだから…何とかやっている。(38歳、2人暮らし、担当:川北、縣、矢萩)
8月29日
- 仮設での近所付き合いは、苦労した。社会で働いた経験がなく、人との付き合い方も余り知らなかったので、大変だった。〈「転居時、冷蔵庫・洗濯機を買い替えるつもり。今使っているのは、どう処分したらよいか」との質問に、市環境局計画課の電話番号を伝え、相談するよう勧めた。換気扇のフード交換の依頼を受けたので、交換した。〉(80歳女性、一人暮らし、担当:澤、下窪、矢萩)
- 仮設の人員は減る一方で、寂しい思いを毎日のように感じる。部屋の外は雑草が生い茂り草刈りをしたいが、腰が痛むから無理だ。ここに来てから病気ばかりしていたが、食事をきちんと取り散歩するようになってから、健康状態は良好。しかし、この年では今年の冬を越せるか心配だ。老人ホームの下見もしたが、姫路は病気になると退去させられ、西脇は山奥なので入居を断念。娘3人が同居しようと言ってくれる。でも身の回りの事は一通り出来るし、一人の方が気楽だ。来年春の公営入居までまだ相当の日数があるが、老骨に鞭打って一日一日を大切に生きていこうと思う。
(88歳男性、一人暮らし、担当:澤、下窪、矢萩)
- 足が悪いので、立ったり座ったりに時間がかかり、物も持てない。こんな調子なので、買い物はいつも隣の方に頼み、掃除は週に1回ボランティアが来てくれる。とにかく暑がりの私にとって、今年は大変です。来年7月に転居予定。(83歳女性、一人暮らし、担当:猪上、田中(母)(娘))
- 今年3月まで働いていたが、「年なので休んでくれ」と会社から言われ辞めた。ここにいると苦しいですわ……。「もう、いややー!」と叫んだ事が何度かある。年金をもらっていないので、仕事を探している。シルバーセンターへ行き「1日だけでもいいから、働かせて」と言うが無い(70歳以上は、職安で仕事をもらえない)。まだ働けるので、仕事が欲しい。←高齢者無料職業紹介所の資料を渡す予定。(74歳女性、一人暮らし、担当:田中(母)(娘)、猪上)
- 耳が遠い。体がかなり震えていて、歩くのもままならない。部屋も掃除されてないようで汚れていた。お風呂にも入ってないとの事。一人で生活するのが、困難な様子。(担当者のコメント:このまま放って置いたら、孤独死しそうな感じがした。)(80代女性、一人暮らし、担当:田中(母)(娘)、猪上)〈保健所に電話にて確認。パーキンソン病の為、体に震えがある。人との接触を嫌っておられ、用事はないといつも追い返される。親類の方へ連絡はついているが、本人が何も受け入れようとしないので、手のつけようがない(強制出来ない)との事。食事の買い物を頼まれている方が11月に転居予定なので、それがきっかけになるのではと…、今後も見守っていく予定ですと言われていた。〉(担当:若菜)
- 毎日一人で生活していて、話し相手がいない。血圧が高く、精神安定剤を飲まないと寝られない。公営にはまだ当選していないが、出来るなら…以前住んでいた地区に戻りたい。:タクシーの運転手をしていたので、話し好きとの事。3時間程話し込んでしまった。(67歳男性、一人暮らし、担当:西、鈴木、藤村)
- 夫‥余り体力がない。妻‥腰・足・目・耳・鼻が悪く通院中。腰はちょっとうつむくだけでも痛む。ゴミを運ぶのがしんどく手助けをして欲しいが…誰もいない。来年引っ越す時は、ボランティアに頼もうかと思っている。ここに来た頃は、ボランティアがよく来てくれたけど、最近は余り来てくれない。(70代、3人暮らし、担当:山崎、佐藤、青木)
- 公営が当たらない。市の住宅斡旋は、垂水の奥など不便な所ばかりだ。(?歳女性、一人暮らし、担当:山崎、佐藤、青木)
- 3DK・4DKの申込者は少ないので、一度空きの調査をしてみて…公営の建て方が間違っているのが解る筈。もっと2DKの公営住宅を建てて欲しい。そうすれば、一人暮らしの者が入れ、仮設が解消する。公営の申込み書を書いている時“抽選のはず”なのに、そこは駄目と言われた。なんで?。物価は高く(市場で買い物が出来ない)、公営に転居しないと自立支援金がおりない。これでは仮設に住む人は、復興へ力の入れようがない。(73歳女性、一人暮らし、担当:西野、仁井田、芳松、赤松(由))
- 前回訪問‥高齢者の一人暮らし。肝臓が悪い。平成12年5月転居予定。
3年間毎日通院していたが、やっと隔日通院になった。住人は同じ棟の人がおらず、向かいの棟も11月と来年5月に引っ越す。一人でその後1年間暮らしていけるか、とても不安だ。夜は怖くてドアを開けられなくなるだろう。電気も回りについていないし……。(75歳女性、一人暮らし、担当:山崎、佐藤、青木)