4月3日
- 明日、市街地の公営(HAT神戸・15階建て)へ転居予定。便利な所だけど、近くに高速道路が走っており、すごい音がする。(77歳女性、一人暮らし、担当:芳本、原、猪上)
- 来月公営(市街地・4月予定)へ転居出来ればよいのだが。最近…妻の体調が良くない。(80歳、2人暮らし、担当:芳本、原、猪上)
- 震災で家は全焼し、夫はその5日後食道ガンで亡くなった。二重の苦しみを味わう。でも6月には以前いた地区(公営)へ移転できる…待って良かった。〈引っ越しボランティアの資料をお渡しすると、大変喜ばれた〉。(63歳女性、一人暮らし、担当:角田(四・瑞・圭)、小波本)
- 4月下旬に公営(市街地)へ移転予定。足・腰が弱ってきたが…正座が出来ない程度です。ボランティアさん、元気出してもっと続けて下さい、。また東京からご家族で来られ、「ありがとう」。〈お菓子をたくさん頂いたので、お礼に圭奈ちゃん(10歳)は『母さんの心』を歌い、とても喜ばれた〉。(75歳女性、一人暮らし、担当:角田(四・瑞・圭)、小波本)
- 現在は付近に誰もおらず夜は心細い限りですけれど、あと2ヶ月余りですので頑張ります。ボランティアの方々にはいつもお世話になるばかりで、本当に有り難うございます。(75歳女性、一人暮らし、本人自筆)
- 名谷へ5月転居予定。引っ越しは友達に頼む予定だが、まだ先の事なのでよく分からない。足が悪い。〈足は棒のように細く、健康状態は余り良くなさそうでした。引っ越しボランティアの資料をお渡しする〉。(70歳男性、一人暮らし、担当:亀井、豊住、矢萩)
- 今残っているのは、ほとんど年寄りばかり。夜は怖いのでドアを叩かれても出ていかず、電気もテレビもつけっぱなしで寝ている。最近夜8時頃消防車が来た。聞いてみると火災報知器の電池取り替えに来たが、昼は留守が多い為夜来たとの事(室谷で火事があり1人亡くなったので、点検に来たのだろう)。仮設に来てから高血圧(上が200)になり、心臓・循環器も悪い。公営(市街地・3月下旬予定)は、周辺の道路整備等が遅れており、入居は5月中旬になりそうだ。建物が出来ているのに入れないとは…。最近、ふれあいセンターで仮設の同窓会があり、たくさんの人が出席した。(80歳女性、一人暮らし、担当:亀井、豊住、矢萩)
- パートで病院の掃除に行っているが、この年だから体をだましだまし続けている。私らより、60代の人達の方が元気なさそうだ。議員は選挙の時ばかりいい事言うけど、、当選したら何もしない。〈「行政の世話にならないようやっていきたい」と言われ、気丈な方です。通勤の服装もお洒落でした〉。(78歳女性、一人暮らし、担当:亀井、豊住、矢萩)
- 公営(市街地)へ5月転居予定…もう少しなので嬉しい。目が見えにくく…耳も遠いので、週1回ヘルパーさんが来てくれ買い物や掃除等をしてくれる。しかし自分で電動三輪車に乗り買い物に行ったり、健康の為に天気が良ければ仮設の周囲を歩いている。〈何周も歩いておられ、電動三輪車で颯爽と出掛ける姿を見て安心した〉。(84歳女性、一人暮らし、担当:角田(四・瑞・圭)、小波本、若菜)
- 公営(市街地・14階建て)へ5月転居予定。息子の近くなので嬉しい。白内障で目が少し不自由。年金だけでやりくりしており、米2合を3日持つようにしている。戦争を経験しているので、苦労には馴れてる。(84歳女性、一人暮らし、担当:角田(四・瑞・圭)、小波本)
- 4月18日に公営(名谷)の見学会に行きます。まずはホッとした。引っ越しの手がないので、今あちこちに頼んでいる〈引っ越しボランティアの資料をお渡しした〉。もうすぐ選挙だが…もう誰も信じられんわ。今の日本は国民の生活を第一に考えとらん!。先行きが不安や。我々の世代はずっとだまされてきたんや。戦時中は軍国主義に振り回され、戦後は民主主義とは名ばかりの…ええ加減な政治に振り回されてきた。(70代男性、一人暮らし、担当:赤西、高見)
- 市街地の公営へ6月転居予定。行政の人は「今は何もないけど、これからいい街になりますよ」と言うが、年寄りでも暮らしやすい…道は平坦で自分の事は自分で出来るような所へ行きたい。寒いと右足の関節が痛むので、サポーターをつけたり軽い運動や散歩をし、足を鍛えている。回りの仮設も一棟ずつ撤去されているが、前の道を車がしょっちゅう走るので、淋しさは感じない。ベルBOXから電話も入るし、娘も来てくれるので心強い。地震の時の事は、思い出したくもない。でも…近所で亡くなった人、10人はいるよ。裏も隣も…。助けてあげられへんねん、埋まっている所へ火事が来たから…。今でも一歩裏へ入ったら更地ばかりや。(79歳女性、一人暮らし、担当:丸笹、柴原、長船)
- 目が悪いので、来ていた郵便物を見て欲しいとの事。確認したが特に急いで返事する物はなかった。夜中にチャイムを押す人がおり、困っている。(83歳女性、一人暮らし、担当:脇山、祝)
- 早いもので仮設に入居し4年が過ぎました。初めの頃は気心も分からず心が痛みましたが、馴れていくうちに気持ちも分かり、淋しさも少しずつ落ち着きに変わりました。ボランティアの皆さんにも足を運んで頂きました。しかし今は2軒になり、夜が来ると淋しさに涙が出ます。名谷の公営(5月)へ入居するまではと思い、姉と2人励まし合い生きています。2軒では訪れる人もありません。今は早く5月が来るのを待つのみです。(75歳、2人暮らし、本人自筆)
空き家の窓ガラスを割られた。また夜若者が自動販売機の所に集まってくるので、撤去して欲しい。公営へ転居時、「引っ越しボランティア」はダンボール箱も用意してくれるのか?テレビ等の接続もしてくれるのか?←ダンボール箱は用意します。テレビ等の接続は出来ません。(担当:脇山、祝)
- 5月転居予定の公営(市街地)は、古墳が出た為1ヶ月入居が遅れるらしい。最近若い人が、空き家のガラスを割って侵入し…部屋にたむろしている。(82歳、2人暮らし、担当:高見、赤西)
- 公営住宅は当たったが、息子の収入オーバーで無効になってしまった。結局大阪の借家(5月)へ引っ越す事になったが、引っ越しの手がない。大阪近辺で月1回位食事会を催してくれたり…「花見」などを企画してくれる、ボランティアやグループがあれば教えて欲しい。但し酒とカラオケは苦手です。〈引っ越しボランティアの資料をお渡ししたところ、大変喜んでおられた。なおグループなどは大阪のボランティア情報などで探し、後日連絡します〉。(76歳、2人暮らし、担当:高見、赤西)
- 5月転居予定の公営(名谷)で、4月18日に室内見学と明石大橋等を見て回るバスツアーが予定されているが、夫がいるので諦めております。〈車で移送する事をお約束した。今回初めてご主人にお会いしましたが、気難しい方ではなく、ボケも軽く…寝たきりなので、訪ねてくれる人を楽しみにしています〉。(70歳、2人暮らし、担当:大滝、藤沢)
4月10日
- 公営(市街地・4月下旬)へ行ったら知り合いがいるので楽しみ。でも最寄りの駅から歩いて10分…バスが通るのはいつのことやろう。非常電話なども付いているが、全部ボタンで操作方法がわかりにくい。電話も枕元から遠い所にあるので、延長コード(股関節を手術しており起き上がるのが大変)がまた必要になる。移転しても、また来てくれるんか?〈と公営訪問を希望されていた〉。(69歳男性、一人暮らし、担当:縣、川満、長船)
- 心臓が悪く、発作が不安。腰を痛めたが、月6万の年金では入院も出来ない。食事を作るのも一苦労(妻は入院中)。痛み止めも効かない。公営(市街地)へ5月末転居予定だが、その時は荷造りとか頼みたい。近所の人はみんな出ていってしまい、子供も自分達の生活があるだろうから頼めない。こんなんなって、情けなくて泣くに泣けん…。(75歳男性、一人暮らし、担当:縣、川満、長船)
- この仮設から名谷の公営へ7世帯転居するが、出来れば同じ棟へ入居させて欲しい(でも行政はそんな要望を聞いてくれない)。一人暮らしの人や人付き合いの下手な人の事を考えて欲しい。せっかく仮設で出来た人間関係もバラバラになってしまう。入居5年後には家賃が上がるのに、生活保護の申請の仕方もわからない人が多い。(78歳、2人暮らし、担当:福井、小林)
- あっという間の4年間だった。ここは建て付けがしっかりしていて、雨が降っても音がしない。夜は静かすぎて怖いくらい。ネコがいるからいいけど、一人暮らしで心細い。公営もこんな風やろか?。入居した人の話だと「穴蔵に入ったみたいや」と言うてた。公営(市街地・5月)へ引っ越す時、荷物の整理を手伝いに来てくれないか?。(78歳女性、一人暮らし、担当:小林、福井)
- 妹は心臓が悪く、いつ発作が起こるか分からない。私も高血圧・心臓肥大で…来月には白内障の手術を受ける。2人とも体に不安があるので、転居予定(5月)の名谷の坂は大丈夫だろうか?。年金は2人合わせて8万円弱。生活費で足りない分は貯えを取り崩している。生活保護を受けたいが、行政から「貯金が10万位になったら来て下さい」と言われた。現在貯金が100万位あるので困っている。今までは近所の人に助けてもらっていたけど、みんないなくなって淋しい。(81歳、2人暮らし、担当:福井、小林)
- 公営(市街地)へ当選したが、行政に「今月15日までに出てくれ」と言われ、引っ越しの準備を焦っている。でも体がついてこずしんどくなる。せめて25日頃まで居させてもらえるなら、自分で出来るのに…。決していつまでも仮設に居座ろうとしている訳ではない。(68歳女性、一人暮らし、担当:高山、矢野、亀井)
- 義援金の第3次配分15万円(3月31日締切)だが、第1次を貰った人は申請なしで、98年度に振り込みされているとの話だ。しかし私には振り込みがなかった(95年度の総所得額が690万円以下が貰える)。総所得は820万円だったが仕事柄(自営の水道配管)車をよく使いガソリン代などを考えると、95年の収入はかなり下回るのに…。最近は仕事も少なく、3月半ばから働いてない。昨日やっと1日仕事があったくらい。このご時世、義援金の15万円といっても…かなり大きい。(60歳男性、一人暮らし、担当:高山、矢野、亀井)
- 仮設入居1年くらいで心臓が悪くなり、生活保護を受けている。公営(市街地・5月)へ5月転居予定。被災した借家は住める状態ではなく全員退居したが、1軒だけ仕事場に使用している業者が残っている為、解体されずにいる。私達は『解体証明』がないので支援金が貰えない(県庁前で座り込みをした事がある)。(57歳男性、一人暮らし、担当:濱岸、赤西)
- B型肝炎で血圧も高く、体調が悪い。最近特に気温差が激しいので辛い。名谷へ5月転居予定だが、入居日が決まるまでは気分が落ち着かず、眠れない日がある。(57歳女性、一人暮らし、担当:濱岸、赤西)
- 神戸の西の外れ…伸びた雑草ばかりが目立つゴーストタウンのような仮設群(625戸)の中で、24世帯がひっそりと点在し暮らしている。昨今、10人ぐらいのグループで車を盗んだり、空き家のエアコンを盗む泥棒が出るとの事。また空き家の入口を金具で塞いでいるのに、それを外し中に荷物を入れたりしているところもある。今回私達の訪問を歓迎し、閉まっているはずのふれあいセンターを開けてくれた。電気の灯がつき、寒いからと石油ストーブに火をつけてくれた…身も心も暖かくなるとはこの事だ。だが未だ行き先の決まっていない人もいる…。無料で引っ越しのお手伝いをしていたボランティアグループは、助成金が途切れ『有料』になる。最後になればなるほど、新しい生活スタートは困難になっていく…。(鹿島)
- 足の骨折により3月まで入院していた。ヘルパーさんは4月11日より来てくれる。名谷へ5月転居予定だが、足がまだ良くないので引っ越しを手伝って欲しい。〈電話で話が中断した為、引っ越しボランティアの資料をポストに入れた〉。(78歳女性、一人暮らし、担当:上地、久保井、辻野)
4月17日
- 震災の時、腰と首を痛め肋骨を折った。今も長く正座が出来なかったり頭痛がするので、リハビリを続けている。アパートは半壊だったので、家賃を払って住んでいたが、ガス・水道の修理がされないので仮設へ引っ越してきた(アパートは未だ解体されていない)。公営(市街地)へ5月転居予定でとても嬉しい。(53歳女性、一人暮らし、担当:橘、小林)
- 夜になると廃車や古くなった電化製品を捨てに来たり、空き家のクーラーを盗みに来る者がいて、女の人は怖くてたまらないだろう。ここにおったらアル中になる。裏の池に飛び込んだり、肝硬変で血を吐いたりして死んだ人が一杯いる。公営は、つい最近エレベーターのない所を斡旋してきたので断った。年取ったら階段の昇り降りが出来んようになる。風呂も古い住宅は仮設より狭い。ぜいたく言うたらあかんのやけど、私らにとって終の住家や。新築の公営に何ぼでも空き家があるやないか…。(68歳男性、一人暮らし、担当:橘、小林)
- 私はいつも働きに出ているが、それでもボランティアの存在は心強く、精神的に助けられた。ここはまるで孤島みたいな所だしいろいろ不安もあったけど、公営(市街地・5月)へ転居できるのでホッとしている。引っ越したら全国から来るボランティアに宿として提供したい。いくらかでもお返しをしたい。(63歳、2人暮らし、担当:橘、小林)
- 人が減り、最初は静かでいいなと思ったけど、今はそれを通り越して怖い。治安が悪いので、人が来てもドアを開けない。特に夜が怖い。公営(名谷・5月)へ転居するまで、あと少しなので頑張ります。(70代女性、一人暮らし、担当:矢野、長船)
- 公営(名谷)へ5月転居予定。この頃、少し体がだるい。心臓が悪い上に喉にポリープが出来、食事を飲み込めない(コーンフレークを食べている)。不摂生やし、しゃあないわ。いつも一人ぼっちやから、たまに人が来てくれると嬉しい。公営では「誰も来てくれない」と泣いてる人も多いよ…。(49歳男性、一人暮らし、担当:矢野、猪上、東條、長船)
- 以前交通事故に遭い、腰に後遺症が残った為、今でもリハビリを続けている。西神南の公営へ仮当選したが、その後何の連絡もない。問い合わせたいが、どこに聞いたらいいのか?。←神戸市営住宅募集係(392−2381)、通じない場合は神戸市役所へ電話をかけ、先の係を呼びだしてもらう。(59歳、3人暮らし、担当:猪上、東條)
- 公営(市街地)の転居予定が早まり焦っているが、荷ほどきの事を考えると自分でした方が分かりやすいし気を遣わなくてすむので…誰にも頼むつもりはない。私が行く所は、元住んでいた所にも近いし、トイレや風呂にも緊急用ブザーがついているので安心だ。骨粗鬆症で背中がどんどん曲がりだし、お腹を圧迫するので苦しい。病院からは「このままか、悪くなるだけ」と言われている。転んで寝込まないよう気をつけている。(73歳女性、一人暮らし、担当:佐沢、亀井)
- 夫は狭心症、私は不整脈。夫の仕事(大工)も不況の影響で仕事が減り、水道工事の仕事も受けるようになった。収入が全くないよりまだましだ。公営(名谷・5月転居予定)は個別斡旋で決まったが、仕事用の車を置く所がなく困っている(本当はガレージ付きの所を希望していたが…)。市には言いたい事が山ほどあるが、今さら何言っても仕方ない。(65歳、2人暮らし、担当:福本、矢萩)
- 震災以降血圧が高くなり、未だ下がらない。現在入居する公営(市街地)の、6月完成を待っている。周囲も空き家が増え淋しくなったので、音楽をかけてリラックスするようにしている。以前はボランティアも良く来てくれたが、今はほとんど見掛けない。(68歳、一人暮らし、担当:脇山、赤西)
- 震災当日は、仕事で家におらず助かった。自宅マンションは倒壊し、ペシャンコになっていた。5月には公営(市街地)へ転居するので、その準備中です。とにかく仮設での4年間、もう疲れたわ。〈私達がかつて訪問した時は、仕事の為家におられなかったとの事。でも今回は引っ越す前にボランティアに会おうと思い、待っていて下さったそうです〉。(50代女性、一人暮らし、担当:脇山、赤西)
- 公営は5月転居予定。母(95歳)が8ヶ月前から、また動脈瘤で入院中。意識はしっかりしているが、年が年だし…。私は生まれつき右足が悪く、歩くとどうしても右に重心がかかるのですぐ靴が破れる。また湿気が多いので足がしんどい。入れ歯も噛み合わせが悪くなり、うまく話せない。今まで生きてきていい事なかった。でも音楽を聴くのが楽しみで、苦しい事・母の事を忘れられる。今日は来てくれて有り難う。本当に楽しかった。また来て下さい…〈と涙ぐんでおられた。別れるのが本当に辛い訪問でした〉。(56歳男性、一人暮らし、担当:福本、矢萩)
- 震災当時、肉親を亡くされた何人かの方と話を致しました。涙を流され、低い声で「胸が苦しく…吐く息ばかりで、全身を締め付ける絶望感に耐えられず、一切の物を見たくも聞きたくもない。この大きな苦しみを、どこにぶち当てればいいのか…。金も不要、物も不要、命もいらぬ…生きる希望など全くない。けれど腹も空くし、寒さもこたえる」と泣き笑いの物語でした。私は「無事生きている事が何よりの幸であり、一日も早く気力を取り戻して下さい」と月並みの言葉を掛けました。しかしこの言葉は、苦しんでいる方達にとって…『勝者が敗者に言う言葉』に感じられたと思います。今この方達は元気で生活をしておられるだろうか?。私はいつも祈りを送っています。現代の世相は他人の事に構って居れず、自分達の事で精一杯の世の中です。なのに最後まで声を掛け、世話をして下さるボランティアの皆様方に、只感謝あるのみです。最後に亡き6400人の魂と共に叫ぶ、『天よ、再びこのような災害を起こさないで』(72歳男性、?人暮らし、本人自筆)
4月24日
- 腸の手術を2回しており、立って動くのがしんどい。ポーアイの中央市民病院へ、やっとの思いで通っている。以前はヘルパーやボランティアの付き添いを頼んでていたが、お金がかかるし手続きも煩わしいので依頼するのを止めた。(付き添いや移送を気軽に頼める所はないだろうか?)。この仮設は6月末で撤去するらしいが、私の公営入居(市街地)予定は8月。市に一時待機の場所を聞いてもはっきりしない。夜ぐっすり眠れる方なのに、最近朝3〜4時には目が覚めてしまう。早く決めて欲しい。今は両隣がおらず、音がしなくて寂しいので視る番組はないが、ずっとテレビをつけている。〈5月1日再度訪問すると「連休明けに一時待機の件で行政が来てくれる事になった」とのお話にほっとした〉。(82歳女性、一人暮らし、担当:福島、矢萩)
- 足が悪く杖を突いているが、元気です。公営(市街地)へ5月転居予定。身寄りはないが、福祉の人が引っ越しも全てしてくれるから…。知り合いもたくさんいる。今度引っ越すとみんなの家に近くなり、前みたいに行き来できるので助かる。(74歳女性、一人暮らし、担当:岩田、長船)
- 高齢者の共同出資による事業(公園の草刈り・樹木剪定の仕事‥機械は自前)へ、月14日程(4〜5万円)行っている。しかし、既存の造園業者やシルバー人材センターとの競争もあり厳しい。震災後3年間、半壊のアパートに住んでいたが、漏電によるボヤがあり仮設に入居した。女性は強い。それに比べ、男は妻が亡くなるとすぐ弱くなる。身近でも3人位そういう人を知っている。公園の公衆トイレで50代の男性が首を吊っていたのを見た事があるが、男なんて弱いもんや。でも…人間絶望したらアカンで。公営(市街地)へ5月転居予定。(72歳、2人暮らし、担当:福島、矢萩)
- 再訪問‥母(96歳)は8ヶ月前から、また動脈瘤で入院中。私は生まれつき右足が悪く、歩くと右に重心がかかる。生きていて、いい事なかった。
母は4月26日に転院する。今まで寝たきりで天井を向いたままの毎日だったが、今度の所は色々な施設や行事があるので…母も喜んでいた。名谷の見学会に行ってきたが、思った程坂がきつくなく良かった。買い物は駅まで出なくてはいけないが、バスで7〜8分の所だし、そのうちスーパーが近くに出来るのではという話もある。ただ入居してからの人間関係が心配。公営に移ったら、またいらして下さい〈と部屋番号を教えて頂いた〉。(56歳男性、一人暮らし、担当:福島、矢萩)
- 息子(重度の障害者)は歩く際前屈みになるので、最近矯正する為コルセットをしたが体に合わず胸が擦れるので、1ヶ月程外に出ていない。息子が作業所に通うのも公営(市街地・5月)へ移転後、考えようと思う(本当は迎えに来てくれたらいいのだけど)。何人かボランティアの人も来てくれる。公営に引っ越した人が「お隣と話が出来ず寂しい。入居して半年になるのに同じ階の人と会った事がない」と言うていた。(80歳、2人暮らし、担当:矢野、小林)
- 年金があるから食うのに困らんけど、人付き合いが悪くて…。趣味はパチンコ…何も考えんでいいから(実は心臓に持病があって、パチンコで興奮して倒れた事もある)。本当は一人暮らしがしたいんだけど、公営が当たらん。申し込みの時いつも入院しているか、当たっても坂が多いので断った。それ以来行政から何も言うてこん。息子が来い言うからしゃあない。もうすぐ同居(公営)するけど、気を使うもんな。地震で人生終わった。もうやりたい事やったし…。(76歳男性、一人暮らし、担当:矢野、小林)
- 妻は早朝5時半に家を出、3時間程清掃の仕事をする。私(肝硬変等で仕事が出来ない)は毎週市街地へ行き将棋を指すが、お互いそれがリフレッシュの場となっている。若い時は兵隊に取られ、今回は震災に遭い何の為に生まれてきたのかわからん。災難に遭う為か…。〔妻〕緑内障で手術も出来ず、いつ目が見えなくなるか分からない。でも今回見えるうちに公営(名谷・5月)へ転居できそうなので、安心した。(75歳、2人暮らし、担当:橘、赤西)
- 12年程前交通事故で8ヶ月入院したが、その後遺症で未だに腰が不自由(時々通院している)。職はないが、移転先が決まったので何とかやっていけそう。家財道具は少ないが名谷(公営・5月転居)まで遠く、引っ越し費用が心配だ〈引っ越しボランティアの資料をお渡ししたところ、喜ばれた〉。(55歳男性、一人暮らし、担当:福本、小波本)
- 勤めていた鉄工所の機械を譲ってもらい工場を借りて…独立準備をしていた時、地震で焼けてしまった。退職金で資金を作ったので、全てパーになった。この4年は母(82歳)の年金と今までの貯えでやってきた。公営(市街地・5月)へ移ったら、仕事の事考えるつもり。公営は初めてなので、隣になる人が気になる。(53歳、2人暮らし、担当:矢野、小林)
- 住んでいた文化住宅の1階が潰れ、2〜3人が死んだ。火事と渋滞の中9時間かかって舞鶴(娘が迎えに来てくれた)へ、その後近隣にいる娘の家へ行き、仮設へとなったが…仮設も2回目(依然居た仮設は去年6月に閉鎖)。公営(市街地・5月)で5回目の引っ越しとなる。心臓・肝臓・糖尿病でこの4年間に3〜4回入院した。この前も病院へ行ったら「入院して下さい」と言われたが、引っ越しがあるので断った。今も息苦しく、胸に貼り薬を貼っている。(79歳、2人暮らし、担当:矢野、小林)
- 夫は2年前の正月に肺炎を患い、その後体調が良くない。神戸医大に通院しているが、往診してくれるお医者さんがいれば、夫も楽なのだが…。1ヶ月程前主治医の先生にも相談してみたが…。公営(市街地)は、5月中旬にカギ渡しがある〈引っ越しボランティアの資料を渡し、詳しく説明をした〉。(72歳、2人暮らし、担当:小波本、福本)
- 震災で家は全焼し、何も持たずの避難所暮らしでした。その後仮設を2回経験し…やっと落ち着けます!。公営(名谷)のカギ渡しが5月12日にある〈と言われ、希望に満ちた表情が印象的でした〉。(79歳女性、一人暮らし、担当:泉、猪上)