5月1日
- 一時立てなくなり、病院でも原因不明と言われた。友人の勧めで漢方の“霊芝”を飲んだら良くなったが、値段が高いので考えながら使用している。公営は希望の所(5月転居予定)が当たり、喜んでいます。民謡の友達や良い人に囲まれて幸せだ。(84歳女性、一人暮らし、担当:川口、小川(智)、山本(由))
- 父は月1回市街地の病院まで、定期検診(障害1級)に行っている。公営(市街地・5月転居予定)では、共益費やケーブルテレビが設置されているので、金銭負担が増える…。(72歳、2人暮らし、担当:小田、石田、大坂)
- 以前住んでいた近くの公営(市街地・5月下旬転居予定)に当たり、ほっとしている。しかしカギ渡しがまだなので、引っ越しのメドが立っていない。心臓が悪く、薬を飲んでいる。目の前にある仮設(真ん中2棟)を撤去され、玄関先に座ることもできなくなった。以前は仮設が目隠しになっていたのに、今は路上の人に丸見えになっている。(76歳女性、一人暮らし、担当:小田、東條、橘)
- 公営(名谷)は、5月に転居予定。転宅にお金がかかるので、どんな制度があるか教えて欲しい。←転宅資金貸付制度・自立支援金前貸し制度(申込日が転居予定日に近いと貸して貰えない場合がある)がある。後日、ご本人の希望で転宅資金貸付制度の資料をお渡しした。(66歳、3人暮らし、担当:鈴木、辻野、縣)
- 2年前に甲状腺を取り、声が出にくくなった。ここは環境も良くいい所でしたが、今は淋しい。夜なんか気持ちが悪く、音がする度に目が覚める。でもあと少しの辛抱…。公営(名谷・5月転居予定)の近くに“ゆやの里”があるので嬉しい。それに居住者が皆仮設経験者なので心強い。空き家入居の人は、前から住んでいる人となじめず大変らしい。公営に移転しても、また訪問して下さい。(74歳男性、一人暮らし、担当:福本、山松、長船)
- 〈明日引っ越しとの事で、ご夫婦で片付けをしておられた。公営への訪問希望をお伺いすると…〉入居する公営(市街地)はシルバー住宅で、生活援助員(LSA)もおり大丈夫でしょう。公営に移れてほっとしていますが、駅やかかりつけの病院が遠くなり…買い物等も不便な所なので気になります。(78歳、2人暮らし、担当:泉、今市、矢萩)
- 公営(市街地)へ、6月転居予定。失業中←生活保護の資料を渡した。〈この方の家の前に粗大ゴミが山のようにあった。隣に住んでいた人がリサイクル業をされており、移転する際放置していったとの事〉。(56歳男性、一人暮らし、担当:福本、山松、長船)
- 周囲の仮設がどんどん取り壊されていくので不安だったが、放火や若い人達の溜まり場になるのが心配なので、かえって良かったと思う。年金10万円で生活しているので、公営(市街地・5月転居予定)の敷金10万を払い込んだところに、転居費は辛い。でも引っ越しボランティアに頼む事になり、本当に良かった。〈入居届けの書き方がよく分からないという事なので、お手伝いしたら「助かったわ」と喜んでおられた〉。(81歳女性、一人暮らし、担当:泉、今市、大滝、矢萩)
- 間もなく96歳になるが、1km程度のランニングをしたり、週に一度バスに乗り明石まで散歩に行く。元気だが閉塞性動脈硬化症の手術(97年)もした事があるし、無理すると腰が痛むので気を付けている。公営(名谷)へ、5月転居予定。娘達もいるので安心だが…世話にはなりたくない。(89歳男性、一人暮らし、担当:鈴木、辻野、縣)
- 耳が遠い。昼間は商店やマンションがあり賑やかだが、夜は淋しい…。公営は以前住んでいた区に当選したが、工事が延び転居予定が8月になった。6月の仮設解消が不安。生活アドバイザーが来てくれるので、その人にも相談している。〈「仮設から最後の1軒が出るまで、訪問します」と伝えたら喜んで下さった〉。(80歳、一人暮らし、担当:縣、鈴木、辻野)
- 先日あった公営(名谷・5月転居予定)の交流会は、雨降りの中大勢の人が来ていた。行く所が決まりやれやれだ。入居前に色々揃えなくてはならない物(電気ガサ・カーテン等)もあり分からない事が多いので、ご近所の方に付き合ってもらってます(お世話になってます)。(77歳女性、一人暮らし、担当:泉、今市、矢萩)
- 名谷の公営(5月転居予定)は緑も多く、散歩するのに大変良い環境なので楽しみにしている。坂があって大変だと思っていたが、3基のエレベーターがあり坂を登る必要もないので、体の不自由な方・お年寄りの方も心配ない。家賃を振り込む際、役所の手違いで以前聞いていた倍の金額が表示されていた。役所に直接行き問題は解決したが、このような基本的な事にミスが生じるようでは、住民が不安になる。(74歳、2人暮らし、担当:橘)
- 震災の時アパートは全壊(1階に住んでいた)だったが、運良く友達の家におり無事だった。「あの時死んだ方がマシやった」と言う人もいるけど、私は生きていられ嬉しい。仮設の横にあるベンチで、子供がたむろして煙草を吸ったりしている…治安が悪い。名谷の公営へ5月転居予定。(72歳女性、一人暮らし、担当:白岩、佐沢、白倉)
- 公営が決まっておらず、生きた心地がしない(ここでは私一人だけ)。市に任せておくしかないが、一時待機で何回も引っ越しするのは嫌だ、それにいつ入居出来るかはっきり分からない。今「5月一杯で出て行け」と追い立てられている。私は一体どうなるのでしょう。←継続訪問を藤沢さんに依頼した。(66歳女性、一人暮らし、担当:山根、福本、長船)
5月8日
- 入居に際して兵庫県内に保証人がいない。県外なら弟が居りますが…。(70歳、一人暮らし、本人自筆)
保証人の範囲が狭すぎるし、収入証明を出させるなんて…プライバシーの事もあり、誰もなり手がいないと思う。私は年金で家賃が払えるから、大丈夫でしょう。公営(名谷)へ5月中旬移転予定だが、鉄筋の5階なんて嫌や。ここだったら散歩もできるし、ずっと居りたかった…。(担当:大西、長船)
- ここにいたら退屈しない。今日も裏山でタケノコ掘ってたけど、腰が痛くなり帰ってきた。先日もセンブリを取りに行ってきた〈冷たいセンブリ茶を頂く〉。以前住んでいた土地に息子が家を再建し「来い」と言ってくれるが、気を使うので公営(市街地・5月中旬転居)に入る。(64歳女性、一人暮らし、担当:平田、小林)
- 5月1日に公営(市街地)へ転居した。今日は後片付けに来ている。畑のタマネギも収穫せなあかんし…。公営は全体の半分程しか入居しておらず、この1週間で会ったのは1人か2人や。戸を閉めたら外の事はわからへん。でもシルバーハウスなのでベルを押したら、LSA(生活援助員)が来てくれる事になっている。最寄り駅はホーム幅が狭く、特急が通過する時巻き込まれそうになるので、階段に逃げ込む。(65歳、2人暮らし、担当:平田、小林)
- 肝臓など何ヶ所か悪く、病院を2〜3軒掛け持ちしている(去年も肝臓で2ヶ月程入院した)。公営(市街地・市民病院のそば)へ6月転居予定だが、正確な入居日が決まっていない。5月中には仮設からほとんどの人が出ていくので寂しくなる…。(72歳、2人暮らし、担当:清重、橘)
- 灘区の公営に転居予定だが、工事中に古墳が出た為入居日が決まらない。8〜9月に入居できるらしいが、市から「一時待機」の場所を決めるよう言われている。家の前で花や野菜をたくさん作っているが転居時に全部を持って行けないので、希望者があればお分けしたい…。 (65歳女性、一人暮らし、担当:赤西、今市)
- 入口や裏でゴソゴソ物音がし…夜が怖い。洗濯物が盗まれた事もあり、警察に通報したが…「何かあったら連絡下さい」と言うだけ。何かあってからでは遅い!。西神南の高層住宅で盗難が相次いだ為警備がそちらに集中し、仮設の方はおろそかになっている…。公営(市街地・築20年)へ5月中旬転居予定です。(61歳女性、一人暮らし、担当:赤西、今市)
- 〈耳がかなり遠い方です〉。生まれつき片足が不自由な為と腰を痛め、通院している(一人では外出できない)。4人の子供は本当によく面倒を見てくれます。夫は生まれつき全盲で、震災の時も人一倍怖かったに違いない。そして震災の疲れがあったのか…仮設へ来た4月に急性肺炎で亡くなった。公営(名谷)へ5月中旬、娘と転居予定。(80歳、2人暮らし、担当:脇山、矢野、亀井)
- 公営(名谷)へ5月17日に引っ越すので、一人で荷造りに奮闘し少々大変。いつもなら週ボラの予告チラシが入ると、果物や菓子を用意し2時間くらいお話しするが、今回は慌ただしくて…すっかり忘れた。仮設に来た頃は腰骨を圧迫骨折し大変だったが、環境が良いので歩くようになり丈夫になった。この環境を気に入っているのに、西神南へ当選できなかった。公営住宅に移っても、訪問して頂けると嬉しい。〈住所をお聞きする〉。(72歳女性、一人暮らし、担当:脇山、鹿島、亀井)
- 西神南の公営へ住みたい状況(老後の看護を考え娘の近くに…)を役所から『固執』ととられ、「空き家はありません」と言われていた。向こうに住んでいる人が一軒一軒調べたら、40軒も空き家があり、その事を伝えると「カギがかかったままで…」という返事。そして名谷の公営を「最高の所です」と斡旋してきた。でもある日突然…「西神南に決定しました」との連絡があり、夢でも見ているのかと思った。ただ書類関係がややこしい。息子は仮設に来た当初同居していたが、今は県外で商売を始めた為世帯も分離している。だが罹災証明の世帯主なので、公営住宅の入居権利放棄などの書類を書いてもらい、今は市からの返事を待っている。そんな事教えてくれないから、なぜ今まで自分だけ高齢者であるにも関わらず当たらないのか不思議でならなかった。(85歳女性、一人暮らし、担当:脇山、矢野、亀井)
- 市街地の内科・皮膚科に通院している。若い時に結核にかかりそれが原因で腰痛がひどく、夏でもコルセットをつけている。かかりつけの医者から「緊急の時は近くの病院を利用するように」と勧められているが、新しい所は行きにくい。公営(名谷)へご近所の方2軒と5月中旬転居予定だが、公営に入居した人の話だと「棟が違うと付き合いも少なくなる」との事だ。(66歳女性、一人暮らし、担当:矢野、矢萩)
- 公営(市街地)の入居予定が8月になった。1ヶ月延びるとガッカリする。ここの生活は良かったけど、人が減るにつれ寂しくなった。端から見たら気楽に見えるやろうけど、仮設住民にしたら大変です(生活が大変なのは、皆一緒ですけど…)。(66歳女性、一人暮らし、担当:平田、小林)
- この前、入居が8月になるという通知が来た。詳しい事は6月に葉書が来るらしい。友達が「早よ帰って来い」言うてくれるが、どうなるんやろう。ここはあと2軒だけになるので心細い。私は耳が遠いし…足が悪いので、人と出歩くのが苦手。夫は病気で寝ている(毎週市街地の病院まで通院)。(82歳、2人暮らし、担当:平田、小林)
- 公営へ入ったら、体悪うするてよう聞くわ。何とも言えん孤独感なんやて…。またハウスシックで目がチクチクし・吐き気がする・食欲がなくなり、8割位の人が体調崩すらしい。今は窓が開けられる気候になってきたから、まだいいらしいが…。〈「転居しても来て下さい」と電話番号をお聞きする〉。(66歳男性、一人暮らし、担当:平田、小林)
- 被災後喘息発作になり、避難所から救急車で運ばれた。その後須磨荘(国民宿舎)へ行き、食べ放題だった事で助かった。公営(名谷・5月下旬)でも、ここの方がたくさん入居しているので積極的に話をしたい。〈「最近は話し相手がいなくなった」と私達の訪問を喜び、震災の話など色々話された〉。(76歳男性、一人暮らし、担当:杉谷、辻野)
- 身体の調子が悪い。転居はまた一から始めなければならないので金もかかる。カギ渡しは済んでいるが、転宅貸付が下りてから引っ越すつもり。年金20年掛けても、ギリギリ食うだけ。〈生活保護のチラシをお渡しする〉。一度連絡してみるわ…生活保護受けた方がいいかも知れんな。一人で悩んでても仕方ない。こうやってまだ来てくれて有難う。(70代男性、一人暮らし、担当:大西、長船)
5月15日
- 震災時腰を強打し、レントゲンで見たら骨がボロボロ。死ぬまで痛いと言い続けるのやろな。1年前に転居したがバスは1時間に2〜3本あり、スーパーも向かいにある。年とったら便利なのが一番。食事会や催し物がある時は集会場へ顔を出すけれど、それ以外はこの仮設へ遊びに来る。(76歳女性、一人暮らし、担当:芦高(母)、土屋、小林)
- 公営(名谷)へもうすぐ転居する。パンフレットを見ると平らに見えるけど、実際は7棟の10階が他の棟の1階になっている。山の斜面に建てられてるから…。避難所で一緒に苦労した茶飲み友達が2〜3人おり、電話で話すだけでも何や気が軽うなる。(75歳男性、一人暮らし、担当:土屋、芦高(母)、小林)
- 身寄りはいない。肝臓・心臓・糖尿と病気のデパートみたいなもんだ。医者から酒を止めるよう言われたが、我慢する位なら飲んで死ぬ方がいい。(52歳男性、一人暮らし、担当:芦高(母)、土屋、小林)
- 市街地の公営へ転居予定。仮設にただで住まわしてもらったが、1ヶ月の交通費が「家賃くらいの金額」になり、決して楽やなかった。日本海のナホトカ号重油流出事故の時は、現場でボランティアの指揮をしていた。自分も余裕があれば、もっとボランティアをしてみたいが…。(57歳、2人暮らし、担当:岩尾、芦高(娘)、赤西)
- ここは空気がきれいなので、生活していても苦にならなかった。転宅貸付を皆さんどうやって借りているのかな?〈転宅貸付の資料を渡し、申し込みの手続きは必ず引っ越される前にと伝える〉。3月末で期限切れになったと…諦めていた。隣の人にも早速伝えないと。でも公営(名谷)への転居は20日…もう手遅れや。役所は何も教えてくれない。後になるほど不親切や。6月まで居てもよいと言うが、仮設の取り壊しで…追い立てられているように感じる。(62歳、2人暮らし、担当:矢野、福井、長船)
- 公営(名谷)への転居予定が、離婚の為取り消しとなる。職場が市街地なので、公営もそちらを再希望したが、なかなか当たらない(空き家募集は単身者でも3DKを申し込める)。糖尿病の為、体重が20kg減った。(56歳男性、一人暮らし、担当:今市、脇山、辻野)
- 勤務時間が不規則で、通勤が難しく体力的にきつくなっていた為、1年前にホテルの仕事を辞職した。公営(名谷)で一段落ついたら、仕事を探す予定。仮設での生活は確かに辛い事もあったが、いい友達(財産)とも巡り会えた。しかし、この4年間の生活で、市や行政の冷たさも感じた。余りにも事務的で…事が起こってから行動する。このような思い・状況を新聞記者などに伝えていく力・存在としてボランティアに期待したい。(49歳女性、一人暮らし、担当:福本、貝沼、橘)
- 今日、引っ越し準備が終わった。入居人数が減ってから、毎晩怖く…少しの物音でビクビクしていた。それもこれで解放される。公営(名谷)にも訪問して欲しい。やはり人と話をするとストレス解消にもなり、気分がスッキリする。住所と電話番号をお聞きした。(67歳女性、一人暮らし、担当:岩尾、芦高(娘)、赤西)
- 耳が遠く、足が悪いので歩くのが辛い(買い物は知人が車で連れて行ってくれる)。物騒なので早く公営(名谷)へ移転したいが、カーテン等の生活道具の用意ができていない。収入は年金だけで、転居費用や家賃を考えると不安。また移転後、知人の車を止める場所がなく…困っている。〈転居後経済的に困られた場合、区役所や民生委員に相談する事を勧めた。駐車場については、移転後公営の管理者等と相談するよう勧める〉。(62歳女性、一人暮らし、担当:仁井田、矢萩)
- 住民が減り不用心なので、昼間(夫や息子がいない)でもカギを掛けているが、公営入居まで後1ヶ月ぐらいはかかるだろう。収入の関係で市営が当たらず県営になったが、今後の家賃の事を考えると心配。公営では、うまく人の交流が出来ず…仮設の方が良かったという方もいる。一人暮らしの方は本当に寂しいだろうと思う。(49歳、3人暮らし、担当:福本、貝沼、橘)
- 夫は喘息の発作があり、半年に一度程入院する。公営(名谷)への転居が決まっていたが、家賃75,000円のはずが、夫と息子の収入が多く…家賃90,000円となる。公営を断ると「自力で探してくれ」と言われた。今、文化住宅の空き家を探している(何とか目途がつきそう)。解体工事が目の前で始まっており、辛い。(58歳、3人暮らし、担当:今市、脇山、辻野)
- 糖尿病・肺結核で右肺を切除している。仕事が出来ず療養中。今年2月に公営(市街地)へ入居出来るはずだったが、何の連絡もなく…問い合わせると6月予定に変更されていた。しかも書類を持っていくと、退職証明書が不備のうえ、「保証人がいないと入居出来ない」と言われた。今頃になって色々言うなんて。(58歳、一人暮らし、担当:井上、小川、白岩)
- 震災後、2人とも体調が良くない。私は腎不全で尿が出にくく、下腹が張る。肥えているので、表面は元気そうに見られるが…。やっと転居出来ます。仮設に来て4年…もう懲りました。公営(名谷)は同じような建物・部屋が並んでいるので、間違えんようにしないと。息子からは「キョロキョロしてたらあかんで、変なバアさんがうろついていると思われるから」と言われています。(78歳、2人暮らし、担当:仁井田、縣、矢萩)
- 〈妻〉仮設の方が便利で、公営に移るのが不安(買い物・散歩が出来る所がなくなる)。脳梗塞で足が不自由な上に、去年は肺炎で4ヶ月入院していた。なのに19階になり辛い。障害者の事を考慮して欲しい〈と涙を浮かべられる〉。健康状態は今のところ安定しているが、いつ死んでもいいと思う事もあり…気が滅入りがちだ。(55歳、2人暮らし、担当:福本、橘、大坂)
5月22日
- 公営(市街地・6月中旬)は以前住んでいた地区へ転居予定。体調を崩し、現在も通院中。息子(独身・無職)の扶養家族になっているので、生活資金が少なく、これからの事を考えるととても不安です。〈生活保護の資料を渡すと…とても安心され、「第三者の他人だから、いろんな事も話が出来る」と言われた〉。(63歳女性、一人暮らし、担当:清重、藤枝)
- 引っ越しの準備中。「自分は行き先(市街地の公営)も決まり、問題はないのでボランティアさんも安心して…有り難う」と言われた。1月下旬にお伺いした時と違い、今日は明るいお顔を拝見でき嬉しく…週ボラをしていて良かったと思う。
(65歳女性、一人暮らし、担当:小波本、猪上)
- 脳梗塞の為、通院中。公営は元いた場所に戻れる訳だが、いろんな人が入居するので、人間関係を一からやり直しや。仮設での人間関係(微妙なバランス)はやはり難しく、神経を使った。また畳に段差が生じたり、油虫に悩まされたりと色々あったが、草むしり・ゴミ捨て場の整理等で辛さを紛らわせた。(61歳、2人暮らし、担当:長船、橘)
- 県営(市街地)へ6月転居予定。今は仮設に住み着いた猫の事が心配。住民が餌をやっていたので居着いてしまい、子供も増えた。みんな引き取るならいいけど…。(30代女性、一人暮らし、担当:前門、矢萩)
- 夫は左半身の自由が利かない。公営は通院を考慮し、駅の近くを希望するが当たらない。5月募集に申し込みをしている。また市も「なるべく希望に近い所を探します」と言って、空き家を探してくれているので安心している。〈と笑顔で話され、「遠くから来て下さってありがとう」と言われた〉。(60代、2人暮らし、担当:前門、矢萩)
- 以前住んでいた所は区画整理の対象となり、土地を売るよう勧められたがローンも残っているので拒否した。公営は住んでいた地区にこだわっていたが、5月募集は須磨の県住に申し込んだ。夫は会社が2ヶ月前に倒産し失業中。月曜日に職安へ行く予定だが、不況だし見つけるのは難しそう(今同じく失業した友人と相談している)。仮設も人が少なくなり、知らない人や車が出入りするようになり不用心。近くの住宅から離れており、何かあっても聞こえないので、子供を置いて外出も出来ない。早く移りたい…住む所が落ち着けば、仕事を探す励みにもなる。(40代、4人暮らし、担当:前門、矢萩)
- 糖尿病の為、血糖値が高く通院中。今月中に公営(名谷)へ転居します。本当に良い所と聞いているので、入居出来る事を嬉しく思う。母親(今は従兄弟の家にいる)と住む事になっており、仲良く暮らしていきたいと思う。(41歳男性、一人暮らし、担当:久田、小田、縣)
- 以前住んでいた地区の公営のみ応募している為、落選続行中。仕事は今も続けて行っています。(56歳男性、一人暮らし、担当:久田、小田、縣)
- 〈「人と話すのが好き」と言われ、室内は手作りの人形・折り鶴等を飾っておられた。2月上旬訪問時も、年金の件で問い合わせがあり、説明をした。今回訪問するとご本人はすでに亡くなられており、ご家族からお話を伺う〉。糖尿病を患っていたが、先日会った時は元気そうだった。12日に公営(名谷)へ入居が決まっており、引っ越しボランティアにも本人が頼んだばかりで、とても楽しみにしていた。色々なボランティアが来てくれたのですが、亡くなる前日も「ボランティアが来るからええで」と言われ…。亡くなって3日間も気付かなかったのは、家族として…すごくショックで、こんな事初めて話すけれどボランティアが家族のやるべき事まで失してしまうのは、どうかと思った。(故人77歳女性、一人暮らし、担当:小波本、猪上)
- 娘2人と暮らしている。公営(市街地)に当選したが、当初の家賃8万余りが、いつの間にか13万に…娘の収入が多かった。6月末まで部屋を保留し、現在他の公営にも応募している。解体工事の音がうるさくほこりもすごいので、窓も開けられない。野良犬・野良猫が多くなったので、市が保護箱を置いた。(78歳、3人暮らし、担当:矢野、辻野)
- 今年父が亡くなる。去年12月に公営(民間借り上げ住宅)へ当選したが、家主から何の連絡もなく、どこにも言う所がない。2月にはカギがもらえると思っていた。いずれ鉄工場の2階に一緒に住むつもりだが、まだ水道・電気などを引いていない…。毎日母に電話しており、姉も来ている〈息子さんが話して下さった〉。(86歳女性、一人暮らし、担当:藤沢)
- 私は耳が遠く…足が悪い。夫は病気で寝ている(毎週市街地の病院まで通院)。入居が8月に変更という通知が来たが、とりあえずそれまで住む為のアパートの手続きをしてきた。残ってるもう1軒と親戚同士で、アパートも公営も一緒に行く事になっており心強い。〈引っ越しが2回あるので、引っ越しボランティアの資料を渡した〉。(82歳、2人暮らし、担当:藤沢)
5月29日
- 2月に換地が正式に決まったが、前の道路は7m→18mに拡がる事になり、家の土地をかなり削られる。年内に自宅再建を目指しているが、まだ見通しは立たない。猫を13匹、この前から捨て犬を1匹飼っているので、公営には入れない。仮設にいつまで居れるか分からないが、そのうち行政が言ってくるだろう。(66歳女性、一人暮らし、担当:福井、矢野、辻野)
- 転居した方が、後で取りに来るよう置いといた台車(運搬用)を盗まれた。また「住人が住んでいます」と貼り紙をしているのに、草木を勝手に取っていく者が来るようになり気味が悪い。転居予定が8月に延びたが、「それまでここに住んで良い」と言われ、ホッとしている。もう一人同じ所へ入居される方がここにいるので、心強い。生活に余裕が無くなった今では、デパート等に通うこともない。(78歳女性、一人暮らし、担当:小田、泉、脇山)
- 〈息子〉母は、公営へ3月に転居予定だったが、中止となった。自分は結婚する予定がありその頃家を出たが、入居者2名扱いとなっていた為だ。巡回に来た役所の人へ伝えていたのに…。自分も役所に勤めているが、その時に「書類を出して下さい」とアドバイスをくれなかったのが腹立たしい。しかし母もようやく公営(市街地)へ入居出来そうだ。母は元気だが年なので、週末にはいつも仮設に戻って様子を見ている。(64歳女性、一人暮らし、担当:福井、辻野)
- 公営はまだ入居予定が決まらない。近くの人から、「仮設から早く出て欲しい」と言われており、悩んでいる。夜も眠れない。夫も亡くなり淋しい。このまま最後の一人になってしまうようで心苦しい。〈娘〉空き家募集の公営へ8〜9月頃転居予定だが、仮設退居が迫っているので、家族で何とかします。〈歌が好きだとお聞きしたので歌集をお渡ししたところ、大変喜んでおられた〉。(86歳女性、一人暮らし、担当:仁井田、柴原、小波本、橘、中野)
- 公営(市街地)へ7月転居予定。もう少し早く転居出来るはずだったが、工事が遅れているようだ。市からふれあいセンターへ金が出なくなってから、催し物もなくなり誰とも顔を合わせる事がない。まだ仮設に残っている人もいるのだから、市も考えて…茶話会などの催し物をして欲しい。(64歳、2人暮らし、担当:中野、橘)
- 今まで医者(市街地)へ通うのに遠くて大変だった。1日仕事で帰ってくると疲れてしまい、何しに行ったか分からん。また仮設の砂利道で歩くのも疲れ、腰が悪くなった。でも明日公営(名谷)へ引っ越します。頑張ったおかげで新築に入らしてもらえた。やっと人間らしい生活をさせてもらえます。(80歳女性、一人暮らし、担当:小波本、仁井田、柴原)
- 4月15日に裏の物干し場で転び、頭を6針縫うケガをした。これまでに3回転んでいるが、頭を切ったのはこれが初めて。白内障で目がよく見えない。息子は朝6時に家を出て、晩遅くまで働いてクタクタや。それでも経済的にはしんどい。公営は5月末に市から連絡があると聞いているが、まだ何の連絡もない。息子は帰ってくる度に「まだ連絡ないか?」と聞く…。うちらだけ決まってないから、夢も希望もないわ〈と何度も言われていた。公営は連絡がなければ問い合わせるようお勧めしたが、念の為市住宅募集係(392−2381)のメモをお渡しした〉。(77歳、2人暮らし、担当:亀井、矢萩)
- 5月の住宅募集で市街地の3LDKを申し込んだが、住宅区分が4人以上の世帯という事ですぐに書類が戻ってきた。その後市からは、何の音沙汰もない。たぶん住宅が決まる6月下旬以降には、何か連絡があると思うが…。夫の勤務先が以前住んでいた地区なので、どうしてもそこにと思い…申し込むが当たらない。住宅が決まらないのは、気分的に落ち着かない。年金もないので、死ぬまで働かないと。(62歳、2人暮らし、担当:亀井、矢萩)
- 耳が遠い。買い物は自分でされてるとの事だが、会話を成立させる事が難しく痴呆のように見受けられた。転居の予定について問いかけても、電気代納入の事を話されたり、自分の若い頃の話や近所の人に何度か家に入られた等と言われていた。部屋の中も汚れている。震災前に住んでいた場所の区役所から人が来られているらしい。老人ホームなんて入る所ではないと言っていたので、勧められているのかも知れない。継続的な行政の援助が必要と感じる。〈西区あんしんすこやか係に連絡し、訪問して確認してもらう事になった〉。(88歳女性、一人暮らし、担当:中野、橘)
- 公営(市街地)へ6月1日に引っ越す。ここは夜が怖いので隣の方(名谷の公営)と一緒に仮設を出ることにした。夫が病気で荷造りも無理出来ないが、ぼちぼちしている。(72歳、2人暮らし、担当:中野、橘)
- 最果てのこの地へは、無料パスを持っている友達さえ訪問を嫌がる位だ。ただでさえ高い地下鉄運賃を8月に値上げするというが、その一方で神戸空港を作ろうとするのはおかしい。ここは今では50歳代以下の者が多く、日中働いているので留守が多い。その為ボランティアの訪問を受けた事は全くなく、相談会等の支援情報も入らない。以前住んでいた地区を希望し続けており、公営は未定。市から住宅を一緒に探していくれるという話があったが、その後音沙汰がない。(60代、一人暮らし、担当:中澤、芦高(娘)、白岩、脇山)