週末ボランティア第29回総会議事録
2000年2月20日(日)13:00〜17:00
於:新長田勤労市民センター4Fあじさい
- 参加者:
- 瀬戸(議長)、赤西、東條、若菜、藤川、小波本、白倉、長船、白岩、鹿島、矢萩、佐沢、辻野、立花、高山、丸笹、福本、土谷、横山、片山、竹森、報道関係者1名
- 1.ボランティアの「心得」の作成
- ボランティア活動を今後も続けていくために、ボランティアの基本の確認を行い、明文化することの要望が提起され、二時間に及ぶ討論の末「心得」の作成を賛成多数で可決した。
一方、この「心得」の内容は、一般常識として守るべきマナーの内容であり、とくに作成の必要はない、また「心得」が参加者の間口を狭める心配や、規制の横行を危惧するなどの意見があった。
「心得」の内容として以下の提案があった。このほかにも若菜氏へfaxなどで各人が提案し、終了ミーティングで公開しつつ、明文化していくことにした。
- (1) ボランティア活動をとおして参加者が成長していくことを大切にする。
- (2) 参加者各人のよい点や知識を活動に役立てる。
- (3) 自分中心ではなく相手中心の活動を心がける。
- (4) 訪問先の方々や訪問パートナーへ対する心配りのアンテナをしっかり張る。
- (5) ボランティアに先輩,後輩はない。
- (6) 対等と自己責任を基本として活動する。
- 2.今後の活動について
- 今後1年間は、活動を続けていくことについて、全員賛成の確認をおこなった。
- 3. 財政
- 日本財団(機材のみ)60万円、復興基金25万円、義援金50万円、毎日新聞30万円、合計105万円の助成金申し込みを行う。
66名からのカンパ振込み合計35.9万円と、別途現金カンパあわせて約45万円(70万円は間違いでした)の収入がある。
- 4. カンパ礼状
- 人手不足の中、急遽11月末、高山氏にカンパ会計とお礼状(ハガキ)出しをおねがいした。前回まで、領収書と礼状をいれた封書を出していたので、再度見直しの意見が出された。
- (1) 封書方式は、人手も費用もかかるが、よりよい方式である。
- (2) 皆で手分けして、礼状出しを行う。
- (3) カンパ依頼の封書作成のときに、同時に礼状の段取りもする。
- (4) 文章は長すぎず、行間を空けるなど、読みやすくする。
- 5. こうのとり
- 正式に休止することにした.
- 6. 印刷
- 印刷所の問題で、フェニックスプラザの印刷機を利用することにした。用紙の持ち込み(販売あり)で、インク、マスター、機械損耗費など不要。ただし、19時までのため、人数をかけて一気に作業をしないと、時間がない。皆さんのご協力をお願いします。
刷り溜めできる印刷物は、土曜日の午前中に適宜フェニックスプラザを利用して印刷する方法の提案が長船氏からあった。
- 7. 代表の人選
- 鹿島代表から、今週の資料作成の負担や、毎週の参加とプライベートの時間調整などに困難があり、代表交代の提案がなされた。鹿島代表から東條氏の代表復帰についても話があったが、東條氏としては、政策制度的に今の被災者支援問題を解決していく方向にも活動を行いたい趣旨が述べられ、総会全体としては、鹿島代表の負担を軽減して続投をお願いすることを確認した。具体的には、以下が議論された。
- (1) 代表欠席でも活動が行えるようにする。
- (2) 今週の資料作成から鹿島代表を解放する。
- (3) 鹿島代表には、代表にふさわしい役割だけお願いする。
- (4) その他、代表業務の軽減のための分担をおこなう。
- 副代表についても、続投できないような大きな支障がない限り続投すべきとの意見が出された。
- 8. 今後の活動形態
- 鹿島代表から、隔週の訪問活動形態の提案があったが、審議時間切れとなり、当面毎週訪問の活動を継続することになった。
本件は次回総会で、あらためて議論する議題のひとつとします。
- 9.「心得」作成に至る議論のなかで、いくつもの貴重な意見が出された。
- (1) グループの規律の内容は、その目的により異なる。緩やかなサークル形か、全国大会必勝形かを決める必要がある。
- (2) 公営住宅訪問になり、さらに高いモラルが要求される。それにふさわしい規律を持つべき。
- (3) 「お話を聞く」ということは、幅広く深い知識が必要であり、日々努力が必要。
- (4) マナーばかりに話が行っているが、活動の方向性などの議論が大切。
- (5) レベルが高くて参加者が離れていくのではなく、レベルが下がり、魅力がなくなって、参加者の定着率が悪くなっているのが週ボラの現状ではないか。
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